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英文法

英語上級者でも間違える冠詞のルール3選!

2022年12月24日

英語冠詞のミス

「この場合の冠詞ってこれでいいんだっけ...?」

今回はそんな方に向けて "英語上級者でも間違えてしまう冠詞のルールを3つ" ご紹介していきます!

記事の内容

  • 冠詞(a, an, the)の基本

  • 英語上級者でも間違える冠詞のルール3選

記事の信頼性

自己紹介

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

本記事で紹介する「間違えやすい冠詞のルール3選」は、何本も英語論文やエッセイを読んできた経験からミスが多いものだけを厳選いたしました。

これまで冠詞だけを腰を据えて勉強してこなかった人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

それではさっそく見ていきましょう!

冠詞(a, an, the)の基本

冠詞(a, an, the)の基本

まずは『冠詞の基本』について復習しておきましょう。

英語の冠詞と言えば「a, an, the」の3種類ですが、その中で間違えが起きやすいのが "a" と "an" の使い分けですね。

a と an の使い分けの定義は、以下の通りです。

ここで間違えやすいのが、両者の使い分けは "単語の綴りではなく音に着目している" ということです。

不定冠詞の使い分け

  • an:名詞の最初の音が母音「a, i, u, e, o」始まる単語の前につく

  • a:名詞の最初の音が母音以外で始まる単語の前につく

"a" と "an" の使い分け【練習問題】

腕試しに練習問題をいくつか解いてみましょう。

以下の単語に "a" と "an" のどちらの名詞が付くのか考えてみてください。

練習問題

  • united team

  • honest woman

  • European species

  • LCD screen

  • 18-year-old tree

                   

解答

  • a united team

  • an honest woman

  • a European species

  • an LCD screen

  • an 18-year-old tree

綴りが母音でも読み方により不定冠詞の "a" が使われるもの(united : ユナイテッド, European : ユーロピアン)

逆に読み方より不定冠詞の "an" が使われるもの(honest : オネスト, LCD : エルシーディ, 18 : エイティーン)

綴りに惑わされて間違った冠詞を使わないように注意しましょう。

英語上級者でも間違える冠詞のルール3選

英語上級者でも間違える冠詞のルール3選

続いては本題の『英語上級者でも間違えてしまう厄介な冠詞のルール』に移りましょう。

それが定冠詞の "the" についてです。

定冠詞の "the" と言えば、初出の名詞には付けられないというイメージを持つ人が多いと思います。

今回はそのうちイメージを打ち崩す、"初出の名詞に the が使える例外的な3パターン" をご紹介していきます。

冠詞 "the" の例外パターン

  • 名詞の後にその名詞を説明する文が続く場合

  • 名詞が話しの流れから容易に想像できる場合

  • 名詞のイメージがある程度かたまっている場合

名詞の後にその名詞を説明する文が続く場合

まず1つ目の例外パターンが『名詞の後にその名詞を説明する文が続く場合』です。

このルールは明確に定められているものではないので、おそらくみなさんが悩むポイントだと思います。

下の例文を見ると「on the top of this pine tree」という説明文によって、どの鳥のことを指しているかが即座に分かります。

この例のように名詞の後に説明句が続くとその名詞が特定されるため、定冠詞の "the" を使用するのが一般的です。

例文

Look at the bird on the top of this pine tree(この松の木の1番上にとまっている鳥を見て!)

名詞が話しの流れから容易に想像できる場合

2つ目の例外パターンが『名詞が話しの流れから容易に想像できる場合』です。

例えば以下の会話例では、ticketsは初出の名詞にも関わらず定冠詞の "the" が使われています。

それは話の流れから、それが映画のチケットのことを指しているとすぐに分かるからですね。

この例文のように、初出の名詞でもすでにそれに関したことが話されている場合には、定冠詞の "the" が使用可能です。

例文

A 「I went to see a movie last night with my friends.」

B 「That's great.」

A 「The tickets were very expensive, but the movie was worth the price.」

名詞のイメージがある程度かたまっている場合

最後の例外パターンが『名詞のイメージがある程度かたまっている場合』です。

下の例文では、定冠詞 the は「city(都市)という単語がみんなの頭の中に共通イメージとしてある」という理由で使われています。

「都会っていうのは高いビルがたくさんあって…」というイメージですね。

同じように country(地方)という単語も「畑がたくさんあって…」のイメージが付くため、定冠詞の the と用いられることが多いです。

このルールに関しては、線引きがとても難しくネイティブもそこまで細かく区別していません。

ただ英文を読んでいく際に、初めて登場する名詞なのに "the" がついている場合の考え方の1つとして覚えておきましょう!

例文

I'm going to live in the city somewhere down the road.

まとめ

まとめ

今回紹介した『間違えやすい冠詞のルール3選』は、多くの英語論文やエッセイで見過ごされがちなルールです。

これらのミスは、読み手に誤った解釈をされる恐れもあるので気を付けていきましょう!

初出の名詞にtheをつける時

  1. 名詞の後に関係代名詞などの説明句が入る場合

  2. 会話の流れから名詞が容易に想像できる場合

  3. みんなの頭の中に名詞の共通イメージがある場合
  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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