「英検の英作文で、理由や具体例が全然思いつかない...」
今回はそんな方のために "何もアイディアが思いつかない場合の対処法" を共有していきます!
記事の内容
- 英検ライティングの大前提
- 理由・具体例が思いつかない場合の対処法
- 理由・具体例が簡単に書けるようになる型
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
この記事を読めば、英検のどの級のライティングにおいても短時間で書き上げることが出来るようになります。
実際に私もこの方法で、英検1級の英作文を15分で書き上げられるほどに成長しました。
リーディングが苦手で英作文に時間を割きたくない人には、特に実践していただきたい方法です。
それではさっそく見ていきましょう!
英検ライティングの大前提
まず最初に大前提として、英検の英作文を書くにあたり知っておいてほしいことがあります。
それは...
英検ライティングの大前提
- 英検の英作文は英語力を測るための試験で、知識を問う試験ではない
つまり言い換えれば、書いている内容にツッコミ所が多くても、内容に一貫性があればそれでいいということです。
アイディアがなんであれ、筋の通った意見を正しい英語で書けていれば良いというだけです。
大事なのは『幅広い語彙や文法項目を使えているか?』ということを覚えておきましょう!
理由・具体例が思いつかない場合の対処法
続いては本題の『理由と具体例が思いつかない場合の対処法』について、ご紹介していきます。
そのコツが...
短時間で理由や具体例を思いつく方法
- 『お金(経済)・健康・時間(効率)・教育・環境・平和』の6つのポイントから考える
理由・具体例は、必ずこちらの6つのポイントを基軸に考えていきましょう。
ゼロからアイディアを捻り出すよりも、圧倒的に短時間で理由を思いつくことができるようになります。
この方法のもう1つのメリットとして挙げられるのが "自分の得意な流れを作りやすい" ということです。
練習の段階から決め打ちでこれらの6つのポイントを使っていくことで、何度も似たような文章を書くようになります。
それが結果的にクオリティの高い文章を短時間で書けるようになることにつながるのです!
例題
1つ例題を使って、一緒にアイディア出しの練習をしてみましょう。
まずこの方法で最初に考えることが「どのポイントが賛成で使え、どのポイントが反対で使えそうか?」ということです。
これを『お金(経済)・健康・時間(効率)・教育・環境・平和』の6つすべてで考え、書きやすいものを選んでいきます。
ポイントの賛成・反対の振り分けができたら「どのポイントで具体例を思いつきやすいか?」を考えて、自分がどちらの立場を取るかを選びます。
上の例題に対して、実際に私がこの方法でアイディア出しをする流れを以下にをご紹介します。
賛成 | 反対 | |
お金(経済) | お金をたくさん使うようになる | 他の遊びよりもお金を使わない |
健康 | ✖ | ✖ |
時間(効率) | 時間を奪われる | 多くのことを効率よく吸収できる |
教育 | 勉強時間が奪われる | さまざまな知識を得られる |
環境 | ✖ | ✖ |
平和 | ✖ | ✖ |
具体例を出す
- お金をたくさん使うようになる ⇒ 浪費癖がつく ⇒ 収入に比べ支出が多くなり、生活が荒くなる
- 時間が奪われる ⇒ 他のことがおろそかになる ⇒ 例えば自己研磨などに時間を使わなくなる
- 勉強時間が奪われる ⇒ 知能レベルが低下 ⇒ 犯罪に手を染めやすくなる傾向がある
今回の例題では、私なら賛成側のほうが書きやすそうだなと思います。
どツッコミ所が多いかもしれませんが、これでOKです。
テレビを長時間見ると犯罪率が増加するなんて統計あるかどうか知りませんが、書けそうなら具体例で書いてもかまいません。
この理由と具体例でも、英文の流れと文法・単語がきちんと書けていれば満点は狙えます
理由・具体例が簡単に書けるようになる型
最後に『理由・具体例が簡単に書けるようになる型』をご紹介していきます。
理由・具体例のアイディア出しの方法が分かっても、それを英語で書けるようになるのはまた別問題ですよね。
そういった時に大事なのは、自分が得意な型を持っておくことです。
理由と具体例の2つに分けて、別々に見ていきましょう。
理由で使える型
まずは『理由で使える型』から見ていきましょう。
以下の4つを知っておけば、理由出しの英文の書き方で困ることが少なくなります。
理由で使える型
- A has a negative [positive] impact on B:AはBにマイナス(プラス)の影響を与える
- A comes from B:AはBの結果生じる
- A causes huge damage to B:AはBに多大なダメージを与える
- A leads to B:AはBを引き起こす
具体例で使える型
続いて『具体例で使える型』について見ていきましょう。
以下の6つを基礎として押さえ、形容詞部分などは適宜変えて応用しましょう。
具体例で使える型
- For example, ~
- [this, these, such] can be good for ~
- By ~ing, they will be able to ~
- If ~, they would ~
- As a result [because of this], ~
- This is because ~
まとめ
今回の記事では『英検の英作文のアイディア出しが簡単にできる方法』についてご紹介していきました。
この方法は2次試験の面接でも、人によっては使える方法です。
何度も練習を重ねることで高速でアイディアが出せるようになっていきますので、ぜひトライしてみてください。
最後に全体の流れをまとめておきます。
理由・具体例を出す流れ
- 『お金(経済)・健康・時間(効率)・教育・環境・平和』の6つのポイントから考える
- 上のポイント1つ1つと問題文を照らし合わせてアイディアを出す
- 具体例が書きやすそうなものを選ぶ
- 型を使って書く