「英検2級の英作文の書き方が分からない...」
今回はそんな方のために "英検2級のライティングで満点も狙える簡単な書き方" を、総まとめとして共有していきます!
記事の内容
- 英検2級ライティングの基本情報
- 採点基準
- 最強の英作文テンプレート
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
この記事を読めば、英検2級のライティングにおいて "知っておいてほしいこと" をすべて総復習できるようにしています。
採点基準や満点も狙える型の紹介、よくある疑問や細かいルールなどにもすべて答えていきます。
リーディングが苦手で英作文に時間を割きたくない人は、ぜひ最後まで読んで本番に活かしてみてください。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
英検2級ライティングの基本情報
まずは『英検2級ライティングの基本情報』をおさらいしておきましょう。
英検2級の英作文のトピックは必ずまず1文お題の英文があり、その後に『Do you agree ~?』または『Do you think ~?』の質問が続きます。
英作文の構成面では、意見と理由を2つ含めなければいけません。
その理由を考える際に役立つのが「POINTS」の部分ですが、これは自分でアイディアを思いつくことが出来るなら使わなくても減点にはなりません。
語数は 80 ~ 100 words で書かなければいけませんが、多少オーバーしても満点は狙えます。
ですが字数が 80 words を下回ると、内容面で減点される可能性が高いので気をつけましょう。
英作文にかける時間は、おおよそ20分前後が理想的です
英検2級ライティングの採点基準
続いては『英検2級ライティングの採点基準』について確認しておきましょう。
英検2級のライティングは、以下の4つの採点基準から点数が付けられます。
採点基準
- 内容... 意見の根拠がしっかりしているか? 具体例はあるのか?
- 構成... 読みやすい流れになっているのか? つなぎ言葉の使用は適切か?
- 語彙... お題に適切な語彙を使えているか? 同じ語彙を繰り返しすぎてないか?
- 文法... 正しく文法が使えているか? 同じ構文を使いすぎてないか?
各項目の持ち点が4点で、計16点満点の採点になっています。
採点はAIによって行われるので、しっかり読み取りやすい字で書くようにしましょう!
使うべき語彙・文法のレベルについてですが、そこまで高度なものを使う必要はありません。
スペルミスをする危険性があるのなら、自分が書き慣れているものを選んだほうがベターです。
ですが多彩な語彙や文法を使うことが高得点を狙えるポイントの1つなので、そこは頭に置いておきましょう。
以下に過去問から分析した "英検2級のライティングで使用すべき語彙や文法のレベル感" を載せておきますので、参考にしてみてください!
語彙のレベル感
過去問からの分析では、難しいものでも以下のようなレベルの単語が使われている程度
同じ語彙の繰り返しに注意すれば、レベル感はさほど気にする必要はなさそう
- Souvenirs:お土産
- Opportunities:機会
- Comfortable:心地良い
- Harmful:有害
文法のレベル感
過去問の分析から、以下のような難しめの文法も積極的に使用する必要がある
バラエティ豊かな文法の使用がカギなので、まずは以下のものを使えないか試してみましょう
① 関係代名詞
fruits and vegetables that are grown without chemicals are healthier
companies won't have to use air conditioners as much, which will reduce the amount of energy used
② 過去分詞の後置修飾
chemicals used in farming can harm the drinking water supply
③ make O C
they can make their workers happy
④ 比較級
These clothes are more comfortable than dress clothes
⑤ 仮定法
if there were fewer cars, city streets would be safer
⑥ It is 形容詞 for 人 to do ~
it has become easier for people to afford such products
英検2級ライティングで使える最強のテンプレート
続いては『英検2級で使える英作文テンプレート』をご紹介していきます。
まずは以下に最強のテンプレートの流れを示し、その後で詳しく解説していきます。
最強のテンプレート
- [ I think... / I do not think... ] or [ I agree... / I do not agree... ]
- [ I have two reasons to support this opinion. ] [ There are two reasons why I feel this way.](省略可)
- 理由① [ First, / To begin with, / Firstly, / First of all, ]
- 理由①に続く文 [For example, / 代名詞 / By / If / As a result, / This is because ]
- 理由② [ Second, / Secondly, / Furthermore, ]
- 理由②に続く文 [For example, / 代名詞 / By / If / As a result, / This is because ]
- [ For these reasons, / In conclusion, / Therefore, ]
第1文目
まずは第1文目をより詳しく見ていきましょう!
第1文目は問題文に応じて [ I think... / I do not think... ] or [ I agree... / I do not agree... ] の形を使いましょう。
これらに続く文章は、お題をそのまま引用しても問題ありません。
過去問の回答サンプルでも、そういったケースが多々見られました。
ただ以下の例のように、お題の丸写しをするとミスに繋がってしまうパターンというのも存在するので注意が必要です。
お題の丸写しができないパターン
【TOPIC】
Today, some companies allow their employees to wear casual clothes like jeans or T-shirts.
Do you think the number of such companies will increase in the future?
I think that the number of such companies will increase in the future.
I think that the number of companies that allow their employees to wear casual clothes like jeans or T-shirts will increase in the future.
[such, this, these] などの語がお題で使われている場合は、それらをそのまま英作文に使用するのは誤りです。
この場合は、関係代名詞などを用いてお題を言い換える必要があります。
またお題に対して「Yes, I think...」のように書くパターンも避けた方が無難です。
英検の英作文はQ&Aではなくあくまでエッセイなので、Yes/No で返答するのは間違いです。
第2文目
続いて第2文目です!
多くの人が「I have two reasons.」などを用いると思いますが、こちらは省略しても大丈夫です。
実際に過去問の解答でも用いないケースが多数あります。
少ない語数の中で解答しなければいけないので、語数に不安がある人以外は省略してしまったほうが良いですね。
理由出しの1文目
続いて理由出しの際の1文目を見ていきましょう!
こちらは [ First, ] [ Second, ] を使えば大丈夫です。
「First of all, 」や「Furthermore, 」などの表現でも大丈夫ですが、過去問で圧倒的に多く使われていたのが「First, ...」「Second, ...」でした。
理由の後の1文
次に理由の後の1文の書き方をご紹介していきます!
おそらくここで迷う人がほとんどだと思います。
ここでの話の広げ方は、以下のようなパターンに従うと簡単に書くことが出来ます。
理由後の1文
- For example, ~
- 代名詞(This/ These / Such等)
Second, people can gain work experience by doing volunteer activities. This can be good for their careers, especially if they are young. - By ~
Second, accepting people from abroad will bring new ideas to Japanese society. By exchanging opinions with people who have different cultures and customs, people will be able to make something new and creative. - If ~
First, it costs money to preserve historical items and works of art. If such collections were not maintained properly, they would become damaged over time. - As a result [because of this], ~
Second, people today are taught more about their health when they are in school. Because of this, many people try to get enough exercise and eat a balanced diet. - This is because ~
First, nowadays, the demand for apartment buildings that allow pets is increasing. This is because more and more people believe that owning a pet is a good way to reduce stress.
締めの部分
最後に締めの文章についてです。
こちらは [ For these reasons, / In conclusion, / Therefore, ] などの表現を使い、文章を始めると良いですね。
ちなみに「最後の文章で1文目に書いた文とまったく同じものを使用してよいか?」についてですが、過去問の解答例を見る限りOKです。
ですが個人的にはここで書き換えを行うことで、語彙や文法力をアピールするほうがより高得点につながりやすいと思います。
書き換えにより文法ミスが多数出そうなら、そのまま使用したほうがベターですが...
『書き換えのテクニック』はこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください!
まとめ
今回の記事では『英検2級の英作文で使える情報を徹底解説』していきました。
こちらを参考にして本番まで練習を続ければ、高得点は間違いないでしょう。
テンプレートを使用しても理由や具体例の部分が全然思いつかない人、ライティングでは満点ではなく平均点が取れればいいという人、英検で使える裏技を知りたい人は、以下の3つの記事を参考にしてみてください!