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英検2級

【英検2級】知っている人だけが得する情報・裏技のまとめ

2024年1月9日

知っている人だけが得する情報

「英検2級で使える裏技とかってないかなぁ...」

今回はそんな方に向けて "知っている人だけが得をする情報・裏技集" をご紹介していきます。

記事の内容

  • 得点アップのために試験当日にすべきこと

  • リーディングで使える裏技・得する情報

  • ライティングで使える裏技・得する情報

  • リスニングで使える裏技・得する情報

記事の信頼性

自己紹介

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

今回の記事では、英検2級の1次試験で使える裏技や知っていると得する情報をまとめてご紹介していきます。

すでに多くの人に認知されている当たり前のものから、あまり知られていない私自身のオリジナルのものまであります。

知っているか知らないかだけで、合格率がグッと変わりますのでぜひ最後まで読んでください。

それでは見ていきましょう!

得点アップのために試験当日にすべきこと

コツ

まずは試験当日にすべき、知っている人だけが得する情報を2つご紹介していきます。

試験の合否は試験が始まる前からすでにスタートしています。

初受験者が見逃しがちな情報なので、要チェックです!

試験会場に早めに着き、場所取りをする

まず1つ目の得する情報が『試験会場に早めに着き、場所取りをする』です。

英検ではリスニング音源の流され方について、会場により以下の2つの方式がとられています。

  • 上から教室全体にほぼ均等に音源が流されるパターン

  • 前からラジカセなどを使い音源が流されるパターン

特に古い校舎が会場の場合は、②番の方式が取られることが圧倒的に多いです。

つまり後ろの席に行けば行くほど、音源が聞こえづらくなるわけですね。

英検は基本的に、自由席スタイルの試験となっています。

なので試験会場に早めに着き、音源に近い前の席を確保することがポイントというわけです!

寒暖差に対応できる服装を準備する

2つ目の得する情報は『寒暖差に対応できる服装を準備する』ということです。

試験会場は冷房やヒーターにより、夏は寒く冬は暑くなりがちです。

「夏に半袖だけで行く」「冬は脱ぎづらい服装で行く」というのは、英語に集中できない原因となりかねません。

Ryo

家と同じような快適な環境作りが、得点アップの重要な要素です!

リーディングで使える裏技・得する情報

リーディング

次はリーディングで使える裏技・知っていると得する情報を見ていきましょう。

Part1【語彙問題】Part2【空欄補充】Part3【長文読解】をそれぞれ個別に紹介していきます。

Part1【語彙問題】

まずはPart1の語彙問題で使える裏技・知っておくべき情報について共有していきます。

今回紹介していくのは以下の3つです。

  • 消去法で解く

  • カッコ内とカッコ外とのコロケーションに注目

  • 最後まで読まないと解けない問題に注意する

消去法で解く

まず1つ目の技が『消去法で解く』です。

消去法を使い4択のうち3つの意味が分かり除外できれば、正解まで辿りつくことができます。

意味が分からない単語も、以下のポイントに注意を払えば意味を推測できるケースがありますので諦めないようにしましょう。

  • 接頭辞・接尾辞に注目する(un- は否定の意味...など)

  • 形容詞や副詞は動詞形や名詞形を考えてみる

例題

When the police found the escaped criminal hiding in an old warehouse, they approached him ( ).

1. partially

2. temporarily

3. regionally

4. cautiously

例題を1つ見てみましょう。

上の例だと partially は「part:部分」がオリジナルにあると分かり、「部分的に」では意味が通らず除外できます。

ちなみに正解は④番です。

「caution:注意」がオリジナルにあり、そこから派生して「cautiously:慎重に」となります。

カッコ内とカッコ外とのコロケーションに注目

2つ目の技が『カッコ内とカッコ外とのコロケーションに注目』です。

通常の解き方で正解に辿り着けない問題でも、カッコの中と外の組み合わせに注目することでどれが正解か判断できる問題が結構あります。


例題

A:Well, tomorrow our vacation ( ) an end, and we have to fly back home

B:I know. I don't want to leave. I wish we could stay here longer.

1. goes for

2. brings up

3. takes out

4. comes to

例を1つ見てみましょう。

この場合だと「come to an end」という定型表現を知っていれば、④番が正解だとすぐに分かりますね。

最後まで読まないと解けない問題に注意する

3つ目が『最後まで読まないと解けない問題に注意する』です。

カッコの手前だけ読んで問題を解こうとしただけでは、正答に辿りつけない問題があるということです。


例題

David felt the job interview had gone badly, so he thought that the letter from the company would be a ( ). He was surprised to find he had actually got the job.

1. symptom

2. rejection

3. biography

4. contribution

上の問題だと前半の「会社から来た手紙が...だと思った」だけでは、どれを正解に選ぶべきか不安ですよね。

ですが後半の「驚いた」を読むことで「rejection:断り」が正しいと自信をもって選べます。

Part2【空欄補充問題】

続いて Part2の空欄補充問題で使える裏技・知っておくべき情報について共有していきます。

  1. ( )の前後の内容から解く

この Part2の長文空欄補充は文章をすべて読まなくても、( ) の前後1,2文を読めば正答できる問題がほとんどです。

もちろん最初から最後まですべて読んで解いたほうが、内容がしっかり把握できるので間違える確率は低くなります。

ですが試験時間が足りない人は、ぜひこのテクニックに頼ってみてください。


例題

Some people think that the false start rule is too strict. In some other sports and track-and-field events, athletes ( ) if they break a rule. For example, in the long jump, if an athlete's foot goes over the line on their first attempt, the athlete still has two more opportunities to try.

1. have extra changes

2. must pay money

3. can watch a video replay

4. return their medals

上の例題は過去問のリーディング Part2から、( ) の前後1文を抜き出したものです。

まずは文章の流れを把握しましょう。

「人々は false start ルールが厳しいと思っている」⇒「もしアスリートがルールを破れば...」⇒「例えば幅跳びでは、最初の失敗でミスってもまだ2回のチャンスがある」となっていますね。

これだけで ( ) に入りうる選択肢が①番だと分かりますね。

Part3【長文読解問題】

リーディング最後が Part3の長文読解問題です。

ここで使える裏技や知っておくべき情報は以下の4つです。

  • 設問と本文の段落は対応していることがほとんど

  • 問題を解く流れを知っておく

  • 正答の選択肢は言い換えられていることがほとんど

  • 内容だけを把握したい場合の読み方

設問と本文の段落は対応していることがほとんど

設問と段落の一致

まず1つ目の知っておくべき情報が『設問と本文の段落は対応していることがほとんど』だということです。

つまり1問目の答えは1段落目、2問目の答えは2段落目にあるということです。

これを知っているだけで無駄な部分を読む手間が省けるので、かなりの時間短縮になります。

まれに段落数と問題数が一致していないような長文問題がありますが、この場合でも「設問1は上の段落に書かれていたり...」という流れは変わりません!

問題を解く流れを知っておく

問題を解く流れ

2つ目が『問題を解く流れを知っておく』ということです。

長文問題を解く際には画像で示したような "効率の良い解き方の流れ" というものが存在します。

以下の2つのポイントに注意しこの流れで読むことで、最速で長文問題を終わらせることが可能です。

  • 各段落を読む際は「すべての内容を理解しようとするのではなく、設問の答えを探しに行く」という姿勢で読む

  • 選択肢を先に読んでしまうと余計な先入観が入るため、本文を読んだ後にする

正答の選択肢は言い換えられていることがほとんど

3つ目の得する情報が『正答の選択肢は言い換えられていることがほとんど』だということです。

長文読解で正答になる選択肢は、必ず本文を言い換えたものになります。

つまり逆を言えば「長文中と同じ単語がそのまま使われている選択肢は限りなく間違いに近い」とはじけるわけです。

Ryo

内容が分からなくても最悪「本文と同じ単語を使っているから多分バツ...」と選択肢を減らすことができるというわけですね...

内容だけを把握したい場合の読み方

内容だけを理解する読み方

4つ目が『内容だけを把握したい場合の読み方』です。

この裏技は時間が本当に足りない場合や見直しの際に使えるものです。

英語の各段落の最初の1行はトピックセンテンスと言われ、その段落中で一番大事な情報が書かれています。

このトピックセンテンス(各段落の最初の1行)とタイトルだけを読んでしまえば、大まかな内容なら理解できるという仕組みです。

ライティングで使える裏技・得する情報

ライティング

続いてライティングで使える裏技・知っておくべき情報について共有していきます。

ここで紹介したいものは以下の3つです。

  • 1行に何文字書くかを決めておく

  • 型に則って書く

  • 過去問から得意なフレーズを盗んでおく

1行に何文字書くかを決めておく

まず1つ目の裏技が『1行に何文字書くかを決めておく』というものです。

1行に書く文字数を決めておくことで、最後に総文字数を書く際の数える手間を減らすことが出来ます。(7×8行 = 56語のように)

英検2級の場合は解答用紙のサイズを考慮し、1行に7文字書くことをおすすめします。

もっと詳細に知りたい方はこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください!

型に則って書く

2つ目の技が当然ですが『型に則って書く』ということです。

あらかじめ自分のスタイルを決めておくことで、書く時間の短縮にもなりますし考える手間もはぶけます。

以下の記事で「満点を狙う人用のテンプレート」「平均点を狙う人用の文字稼ぎテンプレート」の2つを共有しています。

自分の実力に合わせて、ぜひチェックしてみてください!

過去問から得意なフレーズを盗んでおく

3つ目におすすめしたいのが『過去問から得意なフレーズを盗んでおく』というものです。

いくらテンプレートを用意しても、理由やその具体例を書く際には自分の頭で考えなければいけません。

ここが1番難しいという人も多いと思います。

なのでこの負担を減らすためにあらかじめ、過去問などから汎用性の高い使えるフレーズを準備しておくことをおすすめします。

例えば以下のような表現はとても便利に使えます。

  • A play an important role in ~:Aは~において重要な役割を果たす

  • A have a negative (positive) impact on ~:Aは~に悪い(良い)影響を与える

リスニングで使える裏技・得する情報

リスニング

続いてリスニングで使える裏技・知っておくべき情報について共有していきます。

今回ご紹介するのは以下の3つです。

  • 練習の段階からイヤホンなどは使わない

  • 試験前に耳を慣らしておく

  • 先読みで内容予想

練習の段階からイヤホンなどは使わない

まず1つ目の知っておくべき情報が『練習の段階からイヤホンなどは使わない』です。

英検のリスニングはスピーカーを通して行われます。

周りの受験生の存在や環境音も聞こえる中でリスニングをしなければいけません。

普段の練習でイヤホンを使っていては、環境の違いから思うように力が発揮できないでしょう。

Ryo

できる範囲でいいので、イヤホンを使わずにリスニング練習しておきましょう!

試験前に耳を慣らしておく

2つ目の得する情報が『試験前に耳を慣らしておく』というものです。

いきなり試験本番でリスニングをするのは、実はあまりいい選択ではありません。

頭がまだ日本語で考える状態でスタンバイしてしまっているからです。

これを試験前から過去問などの同形式の音源を聞いておくことで、耳を慣らしあらかじめ英語脳に切り替えておくことができます。

Ryo

試験前は単語帳などよりも、リスニング音源を聴くことをおすすめします!

先読みで内容予想

3つ目が『先読みで内容予想』です。

こちらのテクニックもすでに受験生にとっては当たり前になってきていますね。

ですが先読みという言葉が独り歩きし、多くの受験生が適当にそれを実践しているように思います。

先読みはもっと奥が深くしっかり練習しておくものです。

それをリスニングパートの第1部【会話形式】第2部【語り形式】に分けて解説していきます。

第1部(男女間の2往復の会話)

まずはリスニング第1部のほうから見ていきましょう。

第1部の先読みをする際に念頭に置いておくべきことが『男女2人による2往復程度の会話文』だということです。

選択肢に He や him などがあれば男性側のこと、She や her などがあれば女性側のことを指しているとすぐに連想できるようにしましょう。

その他 the man などの表現があればこれも同じです。

特定できる冠詞の the が使われている以上、会話中では複数人男が出てきたりしないということなので、話している男性がこの the man のことだと判断できます。

以上を踏まえて先読みの練習をいくつかしてみてましょう!

先読み練習 No.1

  • Look at a map of the university campus.

  • Walk with her to the corner.

  • Take a different route to the Science Center.

  • Ask the staff at the History Department building.

                      

【先読みから分かること】

  • 全体の内容から "道を尋ねる会話" "学校内のやりとり"だと分かる

  • ②番の「Walk with her...」から、男女2人の会話なので "道を尋ねるのは男性側" だと分かる
Ryo

「男性がどうやって目的地まで辿りつくか?」が質問だと推測できる

先読み練習 No.2

  • To do research for his presentation.

  • To help the girl get a better grade.

  • To use the computers there.

  • To participate in a study group.

                      

【先読みから分かること】

  • すべての内容から、プレゼンや勉強関連の会話だと分かる

  • ①番の「for his presentaiton」については、「女性が男性のプレゼンのため...」「男性が自身のプレゼンのため...」のどちらかがこれだけでは判断できない

  • ③番の「help the girl...」から、①番で分からなかったこと(男性側の行動について問われること)が分かる
Ryo

「男性が何かプレゼンなどについて行動を起こした会話」だと予測できる

先読み練習 No.3

  • He does not have the right computer.

  • He does not know what a web camera is.

  • He might have trouble setting up a web camera.

  • He might need help carrying equipment.

                      

【先読みから分かること】

  • 全体の内容から、パソコン関連で困っている会話だと分かる

  • すべて主語が He から始まっているので、男性が困っている側だと分かる
Ryo

「男性がパソコン関連で困って女性に相談している」と予測できる

第2部(50~60語のモノローグ)

続いてリスニング第2部を見ていきましょう。

第2部の先読みにおいて念頭におくべきことは『1人語り形式の音源』であるということです。

その内容は主に「何かのアナウンス、自身のまたは身内などの個人的なこと、社会的・科学的なこと」が取り上げられます。

ここでは she や he があるからといって、語り手の性別を決めつけてはいけません。

例えば選択肢中に She があっても「女性が自身の話をしているパターン」と「男性が女性について話しているパターン」の2種類が考えられるからです。

第1部と比較すると先読みで得られる情報は薄れますが、それでも読み取れる部分はしっかり拾っていきましょう!

先読み練習 No.1

  • She found a new pen pal.

  • She joined a club at school.

  • She started a part-time job.

  • She met her brother's friends.

                      

【先読みから分かること】

  • すべて主語が She であることから「語り手自身が女性 」or「 男性の語り手が女性の話をしている」と分かる

  • すべての内容から若い(学生?)女の人についてである
Ryo

「ある若い女性の行動についての質問」だと推測できる

先読み練習 No.2

  • To make a video to show people how to cook.

  • To stop eating so much roast beef.

  • To think about becoming a professional chef.

  • To use brown bread when she makes sandwiches.

                      

【先読みから分かること】

  • すべての内容から、料理関連の話だと分かる

  • ④番の「she makes...」から、女性の自身についての語り or 男性が女性について話していると分かる
Ryo

「ある女性についての料理関連の話」だと推測できる

先読み練習 No.3

  • They saw an unusually big plant.

  • They found a very rare animal.

  • They heard some strange animal noises.

  • They found the biggest mouse on Earth.

                      

【先読みから分かること】

  • They が主語で使われているので、語り手がある複数人の話をしていると分かる

  • すべての内容から、植物や動物についての話だと分かる。
Ryo

「語り手が特定のグループの話をしていて、冒険中に何かを発見した話」だと推測できる

まとめ

まとめ

今回の記事では『英検2級の1次試験で使える裏技や知っておくと得する情報』を共有していきました。

みなさんが知らないような情報があったなら幸いです。

最後にいつでも見返せるように、一覧をまとめておきます。

裏技・知って得する情報まとめ

  1. 得点アップのために試験当日にすべきこと

    └ 席の場所取り

    └ 寒暖差に対応できる服装の準備
  1. リーディングで使える裏技・得する情報

    └ Part1:消去法、コロケーションに注目、最後まで読まないと解けない問題に注意

    └ Part2:( )の前後の内容から解く

    └ Part3:設問と段落は対応している、問題を解く流れ、正答の選択肢は言い換えられている、内容だけを把握したい場合の読み方
  1. ライティングで使える裏技・得する情報

    └ 1行に何文字書くかを決めておく

    └ 型に則って書く

    └ 過去問から得意なフレーズ盗む
  1. リスニングで使える裏技・得する情報

    └ 練習の段階からイヤホンなどは使わない

    └ 試験前に耳を慣らしておく

    └ 先読みで内容予想

このブログではその他、英語に関する有用な情報を発信しています。

こちらの記事では『英検準1級のライティングで満点を狙う人用のテンプレート』をご紹介しています。

ぜひ次のステップとしてチェックしてみてください。

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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