みなさんはTOEICスコアについて、2024年4月から新たに有効期限が追加されたのはご存じでしょうか?
この変更についてはTOEIC公式サイトがトップページにて大々的に発表したものではなく、Q&Aコーナーのスコアの有効期限に関しての文言をサラッと変更したことで受験者に公表されました。
今回はこのスコアの有効期限の変更についてを、詳しく掘り下げてご紹介していきたいと思います。
それではさっそく見ていきましょう!
記事の内容
- これまでのTOEICスコアの有効期限について
- 今回設定されたTOEICの有効期限について
- なぜ有効期限が設定されたか?
記事の信頼性
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これまでのTOEICスコアの有効期限について
まずは、今回変更があった2024年4月以前のTOEICスコアの有効期限について触れていきます。
これまでTOEICスコアの有効期限については "2年間" だと受験生に誤解されがちでしたが、これについてはTOEIC公式サイトのQ&Aコーナー (上記画像) にあったように「有効期限はない」とされていました。
では「なぜこれまで2年間という有効期限がある」という誤解が生まれたかと言うと、画像を見ていただくと分かるようにそれは、スコアレポートの再発行が可能なのが試験日から2年以内という情報が誤って伝わっていたからです。
つまりこれまでは、10年前に取得していたTOEICスコアでも、未来永劫堂々と「これが私のTOEICスコアだ!」と自信をもって宣言してもなんの問題もありませんでしたが、今回の変更をもってそれができなくなるということです。
では具体的に「何年間の有効期限が設定されたのか?」について、次の項目で見ていきましょう。
今回設定されたTOEICの有効期限について
続いては『2024年4月より新たに設定されたTOEICスコアの有効期限』についてです。
これまでと同じTOEIC公式サイトのQ&Aセクションにて、有効期限に関する文言を調べてみると、その回答は上記画像の通り修正されていました。
具体的に言うと、TOEICスコアの有効期限は、英語力が時間の経過と共に向上・低下することを危惧して公式的に "2年間" と変更されました。
ただしこれは絶対的な決定ではなく、履歴書の記入や入学の際の試験免除等の規定に関しては、その各団体や学校の方針に従うとあります。
つまり、2年以上前に取得したTOEICスコアを何かに利用しようと考えている人は、その会社や学校に事前に確認が必要ということですね。
悲しいですがこれまで私を含めSNSなどで多く見られたTOEIC高得点者の人達は、今後再取得しない限りその称号は名乗れないということですね
なぜ有効期限が設定されたか?
続いては「なぜ今回TOEIC試験に有効期限が新たに設定されたのか?」について、私なりの考えをご紹介していきたいと思います。
個人的に考える今回の変更の1番の理由が、昔のTOEIC試験と今のTOEIC試験の難易度の違いにあると思います。
今のTOEICは昔と比べたら圧倒的に難易度が高く、ハイスコアを取るのが難しくなっていますからね。
またTOEICは、TOEFLなどの試験ほど世界的に見てメジャーじゃないにしても、日本だけではなく世界150ヵ国で実施されている英語試験です。
海外で実施されているTOEIC試験には、valid date (有効期限) が2年間にすでに設定されているため、日本もこれに習い今回の変更に至ったとも考察できますね。
試験 | 有効期限 |
TOEFL | 2年 |
IELTS | 2年 |
BULATS | 2年 |
HSK (中国語) | 2年 |
英検 | 無期限 |
上の表を見ていただくと分かるように、TOEIC以外の多くの資格試験では、その有効期限が2年間と設定されているため、今回のTOEICのスコア期限の設定は良い変化だと個人的には思います。
まとめ
今回は、2024年4月に新たに追加された "TOEIC試験におけるスコアの有効期限" についての情報を共有していきました。
「解答用紙の裏にあったアンケートの廃止」「受験のしおりの廃止」など、昔と比べて年々変化していくTOEIC試験ですが、今回の改正については驚かれた方も多いと思います。
自分の英語力の実力を測るためにも、昔ハイスコアを取った方はこれを機に、再度今のTOEIC試験を受けてみるのはいかがでしょうか?
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