「CELPIPのライティングが自信ないなぁ…」
そんな方に向けて今回は "CELPIPのPart1:メール問題の特徴と使える型" をご紹介していきます!
記事の内容
- CELPIP ライティングの基本情報
- ライティングセクションの構成
- 評価ポイント
- メール問題の特徴
- メール問題の基本の型
- 型を使って練習問題にチャレンジ
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
CELPIPとは、カナダで移民や留学を目指す人に特化した北米英語で構成される英語試験です。
CELPIPは教材などの情報管理が厳しく、現状として試験対策ができる教材がほとんど市場に出回っていません。
今回の記事ではそんな中で、ライティングセクションのメール問題に焦点を当てて攻略法をご紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
CELPIP ライティングの基本情報
まずはCELPIPのライティングセクションの基本情報について紹介しておきます。
この試験のライティングの1番の大きな特徴が、パソコンを使って書いていくということです。
タイピングが早い人にとっては普通に書くより格段に速く、かなり有利な試験です。
またパソコンを使ったこのライティングセクションには、他の試験にはない以下の3つの利点があります。
3つの利点
- 字数カウント機能があり、文字数を数える必要がない
- スペルチェック機能があり、綴りに自信がない人も安心
- コピー&ペーストが可能で、編集が早い
ライティングセクションの構成
続いてCELPIPのライティングセクションの構成について見ていきましょう。
CELPIPのライティングは2つのセクションに分かれており、各項目の持ち時間が27分と26分に設定されています。
それぞれの試験内容は以下の通りです。
ライティングセクションの構成
【Part1】
※150 ~ 200文字以内
家族への手紙や施設へのクレーム・要望などをメールで書く問題
【Part2】
※150 ~ 200文字以内
アンケート(AとBのどちらが良いか)について自分なりに回答する問題
CELPIPでは字数制限が150 ~ 200というように、上限と下限が決められています。
なのでこれ以上少なく書いたり、多く書いたりするのは減点の対象になる可能性が高いので注意しましょう。
評価ポイント
続いてCELPIPのライティングでは「どういう所が採点に影響してくるのか?」について見ていきましょう。
まず大前提として覚えておいてほしいのが『CELPIPは英語の試験』だということです。
どんなに凝った小難しいことを書いても、英語力が伴っていなければ評価されないということですね。
具体的には以下のポイントに注意して書くと良いです。
採点ポイント
- 内容に一貫性があるか
- バラエティ豊かな文構造や単語が使えているか
- メール形式のライティングになっているか
- 決められた条件を満たしているか
まずは①番についてです。
メールの内容がぶれぶれで筋が通ってないと正しく評価してもらえません。
続いて忘れられがちな②番です。
例えば「関係代名詞や過去分詞など様々な文構造が使えているか?」や「同じ語彙の繰り返しになっていないか?」に注意すると良いスコアをもらえます。
③番については、この後のメールの型を参考にしてください。
最後の④番については、字数制限などに気を付けましょう!
メール問題の特徴
続いては今回の記事のメインである【Part1】のメール問題の特徴について見ていきます。
メール問題の特徴を2つ、下の参考問題と合わせて確認してみてください。
- 特徴①:状況説明が与えられている
- 特徴②:Function と呼ばれる3つの情報が与えられる
これらの情報をうまく使って内容を展開していくのが、メール問題の基本です。
参考問題
You were on a flight from Vancouver to Toronto. When you arrived home, you discovered that you had left your wallet on the plane.
Write a letter to the airline in about 150-200 words. In your letter, you should :
・Explain and when you lost your wallet.
・Describe what the wallet looks like.
・Say what you had in your wallet.
メール問題の基本の型
では次に『メール問題で使える基本の型』を勉強していきましょう。
CELPIPのメール問題では以下の流れに沿って書いていくことをおすすめします。
1つずつ順番に詳細を見ていきましょう。
メールの構成
- Salutation
- Opening paragraph
- Background paragraph
- Function
- Closing paragraph
- Leave taking
- Signature
Salutation
まずは最初の挨拶ですね。
ここでまず考えなければいけないのが、メールを送る相手との関係性です。
「見知った友達や家族」「名前が分かるがまだ距離がある人」「名も知らぬ相手」の3つのタイプに分けて考えましょう。
書き分けは以下を参考にしてみてください。
「first name = 名前」「last name / family name = 名字」
始めの挨拶の書き分け
- 家族や仲の良い友人
Hi + first name,
Hello + first name,
Dear + first name, - 名前が分かるがまだ距離がある人
Dear Mr. / Ms. + (first name) + Last name,
Dear + Job title, - 名前が分からない相手
Dear Sir or Madam,
To whom it may concern,
Opening paragraph
次に来るのがメールの目的を表す『Opening parahraph』です。
ここで重要になるのが、ポイントだけを簡潔に伝えることです。
この後のパラグラフで詳細をたくさん書かなければいけないので、ここですべてを出し切らないように注意しましょう。
メールの目的
- Formal
I am writing to ~
例①:I'm writing to request an extension for the oral presentation assignment.
例②:I'm writing to request some information regarding the festival which is going to be held in Spring Field next month. - Informal(状況に合わせて使い分ける)
How have you been?
It's been a while since we last got in touch.
Congratulations on ~
I'm sorry to hear ~
Background paragraph
次に来るのが『Background paragraph』です。
必要に応じて自己紹介を入れたり、「何があったのか?」を問題文の状況説明を参考に書いていきます。
導入部
- Introduce yourself(名前 + 自分がどのようにメールの受け取り手 or メールの趣旨に関わっているか)
例①:My name is Ryo, and I'm currently on the market for a used vehicle.
例②:My name is Ryo, and I recently moved into the neighborhood. - Review the scenario(問題文の情報を使って状況説明を When や where などを加えながら行う)
例:Two days ago, I was on a flight from Vancouver to Toronto. On my way home, I realized that I had left my wallet on the plane. I believe I must’ve left my wallet on seat 32F while I was getting off the plane.
Introduction は、相手が見知った人なら省略しても大丈夫です。
2番目の Review the scenario に関しては、ただ単に問題文をそのまま引用するのではなく、言い換えなどをするのが非常に重要です。
Function
次に書くパラグラフが『Function』です。
ここで重要なのが、ポイントとなる文章だけを使うのではなくサポートとなる文章も書くことです。
また、1文目はトピックセンテンスと呼ばれる書き出しを使うのが有効です。
トピックセンテンスとは、以下のような『その後に書いてあるないようが分かるような1文』のことを言います。
これを3つの Function すべてを使って行っていきます。
トピックセンテンスの参考例
- I would like to explain the time and location where I last remember seeing my wallet.
- Allow me to describe what my wallet looks like.
- As for the contents for my wallet, ~
Closing paragraph
次に紹介するのが『Closing paragraph』です。
ここは基本的に1文、決まりきったフレーズを使うだけです。
締めの文章
- I look forward to hearing from you soon.
- Thank you in advance for your cooperation.
- Should you have any questions, Please do not hesitate to contact me.
- I hope this matter will receive your immediate attention.
- Please accept my apologies for any inconvenience caused
- Hope to see you soon. (Informal)
Leave taking
次は敬具にあたる『Leave taking』についてです。
ここでも重要になるのが、相手との関係性です。
フォーマルなメール or カジュアルなメール なのかを判断し、以下を参考に書いていきましょう。
敬具にあたる部分
- Formal
Regards,
Best regards, - Semi-formal
Best wishes,
All the best, - Informal
Love,
kisses,
Signature
最後に自分の名前を付け加えましょう。
名前
- Formal or Semi-formal
First name + Last name - Informal
First name
型を使って練習問題にチャレンジ
では最後に、上で学んだことを活かして練習問題を3題解いてみましょう!
練習問題①
You recently made reservations for dinner at a very famous and expensive restaurant in town. However, the meal and the service were terrible. The restaurant manager was not available to solve the problem, so you left without a resolution.
Write an email to the restaurant's manager in about 150-200 words. Your email should do the following things :
・State what problems you had with the food.
・Complain about the service.
・Describe how you want the restaurant to resolve the problem.
練習問題②
Your sister has been in the hospital for a week. During this time, you have noticed the meals they are providing for her are very poor quality.
Write an email to the hospital manager in about 150-200 words. Your email should do the following things :
・Tell him/her what you have seen in the past week
・Complain about the food quality
・Offer a suggestion on how things could improve
練習問題③
You come home from work and realize your microwave has stopped working.
Write an email to your landlord in about 150-200 words. Your email should do the following things :
・Tell him about the problem.
・Explain why you need a microwave.
・Ask him to fix or replace the microwave.
まとめ
今回の記事では『CELPIPのライティングパート:メール問題』についてご紹介していきました。
このパートは数をこなせばこなすほど自分なりの展開・パターンが身に付いてきます。
載せてある練習問題を活用して、たくさん問題に触れていきましょう。
今回のようなCELPIPに関しての記事に需要があれば、他のパートの攻略法もご紹介していきたいと思います!