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スピーキング

英語で上手なコミュニケーションが取れるようになる5つ方法【turn-taking】

2024年1月21日

日本語と英語のコミュニケーションの違い

「相手ばっかり話して自分はずっと聞き役になってしまう...」

今回はそんな方のために "英語での上手なコミュニケーションを取るためのポイント" をご紹介していきます!

記事の内容

  • 英語と日本語でのコミュニケーションの大きな違い

  • "言語構造の違い" を埋める対策

記事の信頼性

自己紹介

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

この記事を読めば、英語の卓越さ以外の部分でのコミュニケーション力の上げ方を知ることが出来ます。

「オンライン英会話をやっても講師の人が話してばかりで自分はずっと聞き役になってしまう...」

こんな悩みを持った人はもしかしたら、英語力ではなく今回ご紹介するポイントを知らないだけかもしれません。

それではさっそく見ていきましょう!

英語と日本語でのコミュニケーションの大きな違い

英語と日本語でのコミュニケーションの大きな違い

ではさっそく「なぜ我々日本人にとって英語でのコミュニケーションが難しいのか?」について見ていきましょう。

結論から言ってしまえばそれが turn-taking と呼ばれる "話者交代の認識のズレ" によるものです。

多くの研究で「日本語では会話の途中に短い沈黙が頻繁に見られる」「英語の会話では発話の被さりが頻繁に見られる」という報告がされています。

この研究結果から分かる "話者交代の認識のズレ" は、お互いの言語構造の違いに大きく依存してるのです。

言語構造の違い

では今回の話の核心である『日本語の英語の言語構造の違い』について見ていきましょう。

英語を例にとってまずは考えてみましょう。

英語では相手に質問をする際、「Did you ~?」などの疑問の形が文頭に来るという特徴があります。

これにより英会話に慣れている人は、相手が話し始めると同時に質問への返答を準備し始める癖がついていると言われています。

これが "相手の発言に被さるように返答をしてしまう" という、いわば習慣的なものになってしまっています。

対して日本語では文末に「~ですか?」などの疑問の形を置くため、相手が話し終わってから質問に対しての返答を考え始める習性があります。

これにより日本人は、相手の発話が終わった後に短い沈黙が起きることにも慣れていると言われています。

Ryo

英会話に慣れている人は沈黙が生じると「自分の話す番か?」と思ってしまい、相手の turn を奪ってしまう

これに慣れていない日本人は「自分のturn が奪われた」と英会話に不快感を抱いてしまう

"言語構造の違い" を埋める対策

"言語構造の違い" を埋める対策

英語と日本語でのコミュニケーション方法の違いが分かったところで、今度はその対策方法について見ていきましょう。

具体的にすぐ実践できることは次の5つです。

対策方法

  • 自分のターンをキープする方法を身に付ける

  • 相手にターンを与える表現を身に付ける

  • 相手のターンを継続させるための表現を身に付ける

  • 論述の構成を英語に合わせる

  • 質問リストを事前に作っておく

自分のターンをキープする方法を身に付ける

上手なコミュニケーションを取るために大事なこと1つ目が『自分のターンをキープする方法を身に付ける』です。

自分のターンを相手に取られないように重要なのが沈黙を作らないことです。

そのためには Filler を活用していきましょう!

Filler とは日本語で言う「えーっと」などの間を繋ぐ表現のことを言います。

これを適切に使うことで「私は今考えているんですよ!」と正しくアピールすることができます。

私がよく使う Fillerなどの表現をこちらに載せておくので、ぜひ参考にしてみてください。

よく使う Fillerなど

  • um, well:えーっと

  • you know, like:ほら

  • I mean:つまり

  • Let me think:ちょっと考えさせて

  • It's on the tip of my tongue:ここまで出てるんだけど

  • How can I say this?:なんて言えばいいだろ
Ryo

その他「I have two points to make」など、最初に要点を数を言ってしまうのもおススメの方法です!

相手にターンを与える表現を身に付ける

上手なコミュニケーションを取るために大事なこと2つ目が『相手にターンを与える表現を身に付ける』です。

会話というのは英語でも日本語でも、双方が居て成り立つものです。

相手にも居心地のいい会話環境を作るために「相手にターンを与える方法を身に付ける」のも非常に重要ですよね。

自分の意見がまとまらない時などにも、以下の表現を使って乗り切ってみましょう。

相手にターンを与える表現

  • What do you think about ~?:~についてどう思いますか?

  • Do you have any ideas?:なにか意見はありますか?

  • What would you do (if you were me) ?:あなたならどうしますか?

相手のターンを継続させるための表現を身に付ける

上手なコミュニケーションを取るために大事なこと3つ目が『相手のターンを継続させるための表現を身に付ける』です。

こちらの方法も「まだ自分の考えがまとまらない時」「正しい受け答えが思いつかない時」などに活用してみましょう。

相手のターンを継続させる表現

  • You are right:そうだね

  • That's true:たしかに

  • That sounds nice:それはいい感じだね

  • Really?:ほんとに?

  • That's terrible:それはひどいね

論述の構成を英語に合わせる

上手なコミュニケーションを取るために大事なこと4つ目が『論述の構成を英語に合わせる』です。

英語は日本語と違って「最初に結論、その後に理由や詳細を説明する」ことが多い傾向にあります。

自分でも英会話中にこの型に則ることで、聞き手側にも "慣れた語順を聞かせられる" という安心感を与えることができます。

日本語の語順通りに「理由 ⇒ 結論」で話して結局英語がしどろもどろになり、相手の理解も得られないことが多いという人も意識すべきポイントです!

質問リストを事前に作っておく

最後の上手なコミュニケーションを取るために大事なことが『質問リストを事前に作っておく』です。

我々英語学習者は英語を話す際、講師と生徒のような英語力の関係から "質問される立場" に回ることが多いと思います。

なのでいざ対等な立場で英会話をしようとすると「上手く質問が出来ない...」という壁にぶつかります。

これは慣れていないから当然起きることですが、自然な会話を目指すなら対策すべきポイントですよね。

その対策方法が "事前に質問リスト" を作っておくというものです!

日本人でも会話が苦手な人がよくやる手法ですが、これを英語にも応用してみましょう!

まとめ

まとめ

この記事では『英語と日本語の違いとコミュニケーションの際に起きるズレ』についてご紹介していきました。

今回ご紹介した対策方法を実践することで、英語力以外の側面から "正しいコミュニケーション" にアプローチすることができるようになります。

「こんなの当たり前じゃん」と流さず、ぜひ1度試してみてください!

英語と日本語のズレ:対策方法

  1. 自分のターンをキープする方法を身に付ける

  2. 相手にターンを与える表現を身に付ける

  3. 相手のターンを継続させるための表現を身に付ける

  4. 論述の構成を英語に合わせる

  5. 質問リストを事前に作っておく

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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