みなさんは、自分が日常的によく使う英語のフレーズを何かお持ちですか?
英語を長いこと勉強していて、それなりに英会話の数をこなしてきている人なら、おそらくそういった英語表現をいくつかストックしていることでしょう。
今回の記事では、英検1級を所持する私が、個人的に毎日のように使うそういった英語表現を13個ご紹介していきます。
どのフレーズも覚えたその日から使えるものばかりなので、ぜひ最後まで読んで自分のものにしてみてください。
それではさっそく見ていきましょう!
記事の内容
- 毎日のように使う英語表現13選
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
Contents
毎日のように使う英語表現13選
それではさっそく、私が個人的に日常会話で毎日のように使っている13個の英語表現をご紹介していきます。
自分がすでに何個のフレーズを使いこなせているか確認しながら読んでみてください!
By the way
まず最初のフレーズが『By the way』です。
日本語に訳するなら「あっ、そういえば」にあたる表現で、受験でも高頻度で登場するため、すでにご存じの方も多いと思います。
今すでに話している話題とは別の事柄について話したい、そんな話題導入の際に使える便利な表現ですね。
似た表現に『Anyway:とにかく』がありますが、こちらはこれまで話していた話題について切り上げる (まとめる) 際に使われるので、混同しないようにしましょう。
例文
By the way, did you see that email from our boss about the upcoming meeting?
あっ、そういえばボスからの今度のミーティングに関するメール見た?
In the meantime
続いて2つ目のフレーズが『In the meantime』です。
日本語で言うと「その間に」を意味し、何かが起こるまでの間の時間を表す際に使われます。
「買い物行ってくるから、その間に掃除しといて」などと、少し考えただけでも様々な使用場面が想像できますね。
『While S V ~』を使って表現することもできますが、状況によっては in the meantime のほうがシンプルで使い勝手がいいので、こちらのフレーズも使えるようにしておきましょう。
例文
I am going shopping. Please clean your room in the meantime.
買い物に行ってくるから、その間に部屋を掃除しといて。
Just in case
続いて3つ目のフレーズが「念のため」を意味する『Just in case』です。
この表現には「①副詞としての使い方」と「②接続詞としての使い方」の2種類があるので、以下の例文で確認しておいてください。
例文
① I always carry a folding umbrella just in case.
私はいつも、念のため折り畳み傘を持ち歩いている。
② I'm going to bring my umbrella, (just) in case it rains later.
雨が降るかもしれないから、念のため傘を持っていくよ。
I'm looking forward to
続いて4つ目のフレーズが『I'm looking forward to』です。
日本語に訳するなら「...するのが楽しみ」という意味で、個人的にはビジネスメールのシーンで使用することが多いですね。
ちなみに前置詞の to の後に続くのは名詞だけなので、動詞を使いたい場合は必ず ing形にします。
例文
I'm looking forward to seeing you again.
また会えるのを楽しみにしています。
I appreciate it!
続いて5つ目のフレーズが『I appreciate it!』です。
Thank you の代替表現として有名ですが、以下の例文のように重ね使いすることで、より感謝している気持ちを表せます。
セットで使うとネイティブっぽい感じが出せますね。
例文
Thank you so much for helping me today. I appreciate it!
今日は助けてくれてありがとう。感謝します。
It doesn't matter
続いて6つ目のフレーズが『It doesn't matter』です。
matter は動詞で「重大である」を意味する英単語であり、本表現はこの否定形なので「問題ない」という意味になります。
後ろに『to + 人』を続けて「~には関係ない」と表せるほか、wh節を続けて「何が問題ないのか?」について述べることも可能なので、以下の例文で確認しておきましょう。
また、似たような表現に『I don't care』がありますが、こちらは同じ「問題ない」の意味でも冷たい印象が強く、興味がないというニュアンスを大きく含みます。
例文
It doesn't matter to me what we have for dinner tonight.
今晩何を食べるかは私にとっては重要なことじゃない。
Oh, no problem, it doesn't matter!
あっ、全然いいよ、大丈夫!
I'll get back to you
続いて7つ目のフレーズが「後で連絡する」を意味する『I'll get back to you』です。
ビジネスシーンでも日常会話でも使われる便利な表現なので、絶対に押さえておきましょう。
ちなみにセットでよく使われる「~までに (期限)」を表す前置詞 by を、似た意味を持つ「until:~までずっと」と混同しないように注意しましょう。
例文
I'll get back to you on that by Wednesday.
その件については、水曜までにまた連絡します。
Hang on!
続いて8つ目のフレーズが『Hang on』です。
日本語で言うと「待って」を表す表現で、同じ意味を持つ wait よりも日常的に使われます。
例えば「(遅刻している時に) 待ってて」「(話がややこしくなってきて) ちょっと待って」「(電話口で) ちょっと待って」など、様々な場面で使用可能です。
ちなみに電話上で本表現を使う場合は、似た表現の「hang up:電話を切る」と混同しないように注意しましょう。(電話上では、同じ意味の hold on のほうがよく使われる印象)
例文
Hang on a second, I need to grab my keys before we leave.
ちょっと待ってて、鍵持ってくる。
That makes sense
続いて9個目のフレーズが、相手への同調を表す「確かに」を意味する『That makes sense』です。
否定形の『That doesn't make sense』もよく使う相槌ですので、必ずセットで使えるようにしておきましょう。
その他、仮定法と共に用いて「It would make more sense if ~:~ならまだ分かるけど」などの形も使いやすいですね。
例文
A: I think we should take the scenic route. It might be longer, but the views are incredible.
B: That makes sense. Let's go for it!
A: 景色がいいルートで行こうよ。時間かかるけど、そっちのほうがいいでしょ。
B: 確かに、そうしよ!
Never mind
続いて10個目のフレーズが『Never mind』です。
複数の状況において使える便利な表現ですが、個人的に1番使うパターンが、説明を途中で中断する際の「あっ、ごめん、やっぱりなんでもない」です。
意外と多くの英語学習者が "言いたいけどなかなか言えない" と感じている表現ではないでしょうか。
その他、相手が何か謝罪してきた状況などにおいて「気にしないで!」という意味でも使うことが可能です。
例文
Could you pick up some milk on your way home? Actually, never mind. I'll do it myself later.
帰りに牛乳買ってきてくれる?あっ、やっぱいいや気にしないで、後で自分で買うわ。
Give me a hand
続いて11個目のフレーズが「手を貸して」を意味する『Give me a hand』です。
「Help me」というよりもずっとカジュアルで、日常使いに向いています。
「何を手伝ってほしいか?」を述べたい場合は、後ろに前置詞の with と名詞をセットで続けましょう。
例文
Hey, could you give me a hand with carrying these boxes upstairs?
ねえ、この箱を上の階へ運ぶの手伝ってくれない?
It slipped my mind
続いて12個目のフレーズが「忘れてた」を意味する『It slipped my mind』です。
各単語の持つ意味「mind:心」「slip:抜け落ちる」から簡単に意味の推測ができるため、覚えやすいフレーズですよね。
totally, completely (完全に) などの表現とセットで使われることが多いため、以下の例文で確認しておきましょう。
多くの人にお馴染みの「forget」を使って表現することもできますが、主語が人かものかどうかの文章の組み立て方自体が違うので気をつけましょう。
例文
I'm sorry, I meant to call you last night, but it completely slipped my mind.
ごめん、昨夜電話するつもりだったんだけど、完全に忘れてた。
Bear with me
最後に13個目のフレーズが『Bear with me』です。
一般的に知られている Bear の意味は「熊」だと思いますが、実は動詞でも使われる機会が多い単語で、そのうちの1つに「~を我慢する」があります。
意味としては「ちょっと待ってね」で、自分が何か時間のかかることをしている時に相手に「もう少し我慢してね」と伝える際に使えるフレーズです。
例文
I'm almost done setting up the equipment, just bear with me a little longer.
機器の設置はもうほぼ終わってるから、もう少しだけ待ってね。
まとめ
この記事では、英検1級を所持する私が普段の英会話でよく使うフレーズを13個共有させていただきました。
どれも高校で習うような基本のフレーズばかりですが、改めてこういった形で紹介されると、どれも使いやすそうだと感じられたのではないでしょうか?
こういった学んだばかりの英語表現を日常的に使いこなせるようになりたいなら、必ず「能動語彙と受動語彙」という概念に注意を払っておくことが大切です。
まだご存じない方は、ぜひ一度以下の記事から一読ください!