「And, But, So って文頭で使っちゃダメって聞くけど、これってホントかな...」
今回はそんな方のために "英作文でAnd, But, Soは文頭に置いてはダメなのか？" を解説していきます！
記事の内容
- And, But, So は文頭で使ってはダメ？
- And, But, So を文頭で使わないほうがいい場合
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
今回の記事を読めば「本当に英作文で And, But, So を文頭で使ってはダメなのか？」についてが分かります。
私自身 IDIY で英文添削講師として働いていますが、多くの人が文頭でこれらの単語を使っているのを見かけてきました。
学生の頃から多くの人が「間違いだ」と教わってきたこちらのルール、はたして真偽はどうなのでしょうか？
気になる方はぜひ最後までご覧ください！
Contents
And, But, So は文頭で使ってはダメ？
ではさっそく「本当に英作文で And, But, So を文頭で使ってはダメなのか？」について見ていきましょう。
結論からお伝えします。
文頭での使用はOK？
And, But, Soを文頭に置いてもほとんどの場合は問題ない
そうです、実は And, But, So を文頭で使っても問題はないのです！
実際に世の中には、これらの単語から始まる文章であふれています。
例えばフォーマルな例で言うと、聖書や合衆国憲法の文章中にだって登場します。
しかし実際には "使わないほうがいい場合" というのも存在するのです。
それはどんな時でしょうか？
And, But, So を文頭で使わないほうがいい場合
では『And, But, So を文頭で使わないほうがいい場合』とは、どのような場合でしょうか？
それは "資格試験で英作文などを書く場合" です。
その理由が以下の２つです。
資格試験で使わない方がいい理由
- 試験官の心象が悪いことがある
- 文章をドラマチックにしてしまう
試験官の心象が悪いことがある
まず１つ目の理由が『試験官の心象が悪いことがある』ことです。
実は英語ネイティブは子供の頃に「AndやButを文頭で使うな」と学校で教わることがあります。
その理由は、子供は Andなどで文をつなげた文章ばかりを作りがちだからです。
そのような教育を受けたネイティブが採点を担当する場合どうなるでしょう？
また今や日本ですら「And, Butは文頭禁止」の傾向があるので採点を受ける試験で使用すると、悪い印象にとられる可能性が高いですね。
文章をドラマチックにしてしまう
２つ目の理由が『文章をドラマチックにしてしまう』です。
これは特に But で始まる文章に特に言えることです。
分かりやすいように、下の３つの文章を使ってその効果を見比べてみましょう。
例
- Everybody thought it would be impossible. But I did it.
- Everybody thought it would be impossible, but I did it.
- Everybody thought it would be impossible. However, I did it.
この３つの文章の印象を比べる際に重要なのが「カンマ」と「ピリオド」です。
カンマは少しの時間の、ピリオドは長い時間の "間" を与えてくれます。
①番目の文章はピリオドで区切られ長い間の後に『But I did it』が続くため、そこに強さが現れます。
②番目の文章はカンマで区切られている分、間が短くそこまで印象は強くないですね。
③番目の文章は「However という堅い単語を使っている点」「ピリオドとカンマで間がありすぎる点」でドラマ性は薄くなっています。
以上よりインパクトが一番強いのは①番の文章となります。
ですがこのドラマ性は、自分の意見を論理的に述べる資格試験では不要となるわけです！
まとめ
今回の記事では『And, But, So を文頭で使ってよいか？』について解説していきました。
実際に私が講師として働くIDIYでも、管理者から「文頭で使用されている事例があれば修正するように」とお達しがありました。
このことからも言えるように、場合によっては前文と「, but」のようにカンマで繋げるなどの修正をしたほうが良さそうですね。
文頭で使っていいのか？
- And, But, Soを文頭で使うことは基本的には問題はない
※資格試験では印象を悪くすることがあるので使わない方が良い
