「the book's name あれ、the name of the book のほうがいいのかな...?」
今回はそんな方のために、英作文でみんなが迷いやすい "of と 's の使い方の違い" について解説していきます!
記事の内容
- of と 's の違いと使い分け
- of と 's の使い分け【例外パターン】
記事の信頼性
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Contents
of と 's の違いと使い分け
ではさっそく『of と 's の違いと使い分け』について解説していきます。
双方とも同じ「~の」という意味を表しますが、実は使いどころは完全に異なります。
その2つの使い分けのルールが、以下の通りです。
使い分けのルール
- 's:生きているものに使う(生物)
- of:生きていないもの(無生物)
使い分けの具体例
of と 's の違いが分かったところで、続いては実際の使い分けの具体例を見ていきましょう。
以下に2つの例を示します。
例①では「山」が無生物なので、's よりも of を使うほうが正しいですね。
一方で例②では「猫」が生物なので、of よりも 's を使うのが正解です。
ですが「the paw of the cat」も、このフレーズ単体で聞くと間違っているとは言えません。
しかし「The paw of the cat is cute」のように、文章の一部として使うと違和感が生まれてしまうので、やはりルール通りの使い分けをオススメします。
例①
The top of the mountain
The mountain's top
例②
The paw of the cat
The cat's paw
of と 's の使い分け【例外パターン】
最後に『of と 's の使い分けの例外となるパターン』にも触れておきます。
今回は以下の2つの例外パターンをご紹介していきます。
例外パターン
- 無生物である "地名・組織" にも [ 's ] が使える
- 両方で使えるが意味が変わるパターンがある
無生物である "地名・組織" にも [ 's ] が使える
まず1つ目の例外パターンが『無生物である地名にも [ 's ] が使える』です。
考え方としては、どちらも人間という生き物のグループからできてるからということです。
以下に参考例を2つ載せておきます。
参考例
- the company’s success
- The world's largest country
もちろん「The largest country of the world」という形で使うのも正解ですので、お好きなほうをお使いください。
ちなみに人間が住んでいる場所ではないですが '惑星' についても [ 's ] が使えます。
「Jupiter’s ring is beautiful」
両方で使えるが意味が変わるパターンがある
続いての例外が『両方で使えるが意味が変わるパターンがある』というものです。
下の例で言うと Today を [ of ] の形で使うと『こんにち』という "今日" よりも広い時間幅を持った意味として使われます。
これは today が特殊なので、そのまま覚えておきましょう!
参考例
- The newspaper of today(こんにちのニュース)
- Today's newspaper(今日のニュース)
まとめ
今回は、英作文で混乱が起きやすい [ of ] と [ 's ] の違いについて見ていきました。
記事内でもご紹介したように例外もいくつかありますので、すべてがすべてルール通りでないことは頭に置いておきましょう。
ちなみに "月" についても [ 's ] の形で使うことが出来ます。⇒「This month's salary」「July's schedule」
[ of ] と [ 's ]
- of:生きていないものに使う(無生物)
- 's:生きているものに使う(生物)