「英語ってどうやって話せるようになっていくんだろう...」
英語にこれまでまったく関わってこなかった人にとっては、こういった英語がペラペラになるまでの過程というのは謎に満ちていると思います。
この記事では、そんな未知の英語を話すという皆さんが持つイメージを明確化していきたいと思います。
今回の内容はすべて、同じように独学で英語を学んで英検1級の面接にも一発合格してきた私の経験に基づくものなので、ぜひ参考にしてみてください。
記事の内容
- 英語学習において意識すべきこと
- 英語が話せるようになるまでのプロセス
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
Contents
英語学習において意識すべきこと
まずは『英語学習において意識すべきこと』についてお話します。
それが "インプットとアウトプットのバランス" です。
多くの英語学習者は、英語がペラペラになりたいからとオンライン英会話のみに力を注いでしまう傾向にあります。
オンライン英会話は、使えば英語が話せるようになる魔法のツールではありません。
アウトプットできる知識があってこそ、スピーキング力の向上が見込めます。
まずはここを誤解しないようにしっかりと理解しておきましょう。
英語が話せるようになるまでのプロセス
続いては『英語が話せるようになるまでのプロセス』を紹介します。
"英語が話せるようになる過程" というのは、"数学の問題が解けるようになるまでの過程" とよく似ています。
なぜなら、英語のスピーキング力は「どれだけ表現の公式を覚えているか?」に依存するからです。
表現の公式とは、いわゆる「動詞 + 前置詞」や「前置詞 + 名詞」などの相性の良いひとまとまりで使われるフレーズのことを指します。
下の例文で見てみると、この文章の表現の公式は「deprive A of B : AからBを奪う」や「be worth ~ing:~される価値がある」「at all events : いずれにしても」にあたります。
このフレーズのカタマリを覚えていればいるほど、瞬時にそれぞれの表現を簡単に組み合わせることができるため、頭で考えることなく英語が話せるようになっていくのです。
表現の公式の例
- AIは人間から仕事を奪う ⇒ AI deprives humans of jobs
- いずれにしても、それはやってみる価値がある ⇒ It's worth trying at all events
"表現の公式" が覚えられるオススメの参考書
続いては『"表現の公式" を最も効率良く覚えられる参考書』を紹介します。
それが、Z会から出版されている英熟語の書籍である「解体英熟語」です。
英熟語集は似た形のフレーズが並ぶため、非常に覚えづらいというのはみなさん経験があるかと思います。
ですがこの解体英熟語だけは、レイアウト構成やジャンルごとの学習のしやすさという点において、読みやすさ・覚えやすさが段違いにすばらしい仕上がりとなっています。
これ1冊で十分な量の型を学習できるため、スピーキング力がかなり鍛えられます。
"表現の公式" を使いこなすために
最後に『覚えた "表現の公式" を実践で使えるようにする方法』を紹介します。
参考書を用いて習得した知識は、ただそのまま暗記しているだけでは英会話力に貢献してくれません
やはり実践で使って初めて輝いてくれるもので、使った経験が0か1かは大きな違いとなり、最終的にスピーキング力の違いとしてはっきりと表れてきます。
そのため、ここではオンライン英会話を活用して以下のトレーニングを行っていきます。
準備した "表現の公式" を無理やり使用する
覚えた表現の公式は、英会話でサラッと初回から使いこなせるほど甘くなく、まずは自分で意識して無理やり使っていく意識を持つことが重要です。
そのための準備として、まずはレッスン前に使いたい "表現の公式" を5個ほど用意しておきましょう。
そしてそれらを、レッスン中に不自然な文章になってもよいので使用することにチャレンジしてみましょう。
使い慣れたら別の表現と入れ替えて、常に5個ほどのフレーズを抱えておくことを心がけてください。
たったこれだけの手順を踏むだけで、日に日に言えなかったことが言えるようになり、スピーキング力が上達していきます。
まとめ
この記事では『独学で英語がペラペラになるようになるまでのプロセス』を紹介しました。
他にもスピーキング力を上げる方法は数多くありますが、私の英語学習の過程で特に効果が高かったと感じたのが今回のステップです。
日本語を介さずに英語が話せるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
最後に本日のまとめです。
英語が話せるようになるまで
- インプットとアウトプットのバランスを意識するのが大前提
- 英語の "表現の公式" をスピーキングの型として覚える
- オンライン英会話の使い方を工夫して ”表現の公式” を使いこなす