「honourに付く冠詞って a か an かどっちだろう...」
今回はそんな方のために "Hから始まる単語に付く冠詞の見分け方" についてを解説していきます。
記事の内容
- Hから始まる単語の冠詞は?
- Hから始まる単語以外でよく起きる冠詞のミス
記事の信頼性
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Hから始まる単語の冠詞は?
ではさっそく『Hから始まる単語の冠詞』について見ていきましょう。
まず冠詞の an を使う場合ですが、これは "H" の音を発音しない単語に対して用いられます。
一方で冠詞の a を使うパターンでは、単語の先頭の "H" はしっかり発音されます。
Hから始まる単語の冠詞の使い分け
- "H" の音を発音せず母音から始まる場合 ⇒ 冠詞は an を使う
- "H" の音を発音する場合 ⇒ 冠詞は a を使う
Hから始まる単語の冠詞の使用例
続いて『Hから始まる単語の冠詞の使用例』をいくつか見ていきましょう。
Hから始まる単語:冠詞の使い分け
- We have an hour before the movie starts:映画が始まるまで1時間ある
- I can assure you that he is an honest man:彼は正直な人だよ保証する
- The moon landing was a historic moment for the world:月面着陸は世界にとって歴史的瞬間だった
- You are a hero:あなたはヒーローだ
Hから始まる単語以外でよく起きる冠詞のミス
次に『Hから始まる単語以外で冠詞のミスが起きやすいもの』についても見ておきましょう。
具体的には以下の3つに注意しましょう。
その他、冠詞のミスがよく起きるもの
- 略語で頭文字が「F, H, L, M, N, R, S, X」の場合
例:an FBI agent / an MBA / an SAT - 頭文字の "u" が "y" の発音で始まる場合
例:a university / a European country - 頭文字の "o" が "w" の発音で始まる場合
例:a one-minute quiz
おまけ情報
ここまで紛らわしい冠詞の使い分けについて学んできましたが、実際には上の例に従っていない文章を見かけることが多数あります。
ネイティブでも "H" にどちらの冠詞を付けるか?などが曖昧になっている人は実は多いです。
そのため調べれば Historic にも冠詞の an を付けて「an historic site」などとしているものが出てきます。
ですが文法的に正しく多数派として使われるのは、やはり上で紹介したルールです。
リーディングやリスニングで見聞きした時は「あー間違えてる」と流して、実際に使用する時は正しい使い方をするのが我々英語非ネイティブには最も良い選択だと思います。
まとめ
今回の記事では『紛らわしい冠詞の使い分けをするパターン』をいくつか共有していきました。
論文やエッセイなどでこのルールに則ってない英文も多数あると思いますが、惑わされないようにしましょう!
紛らわしい冠詞の使い分け
- 文頭の "H" を発音しないものには「an」を、発音するものには「a」を使う
- 略語で頭文字が「F, H, L, M, N, R, S, X」の場合には「an」を使うこともある
- 頭文字の "u" が "y" の発音で始まる場合は「a」を使う
- 頭文字の "o" が "w" の発音で始まる場合は「a」を使う
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