「人々って英語で People と Persons どっちを使えばいいのかな...」
今回はそんな方に向けて "People と Person の単数形・複数形の使い分け" をご紹介していきます。
記事の内容
- People と Persons の意味の違い
- People と Peoples の意味の違い
- 所有格の形で使う場合の違い
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
People と Persons の意味の違い
ではさっそく『People と Persons の意味の違い』について見ていきましょう。
People は「大勢の人」を意味する単語であり、基本的な認識としては Person の複数形に相当する語として扱えばOKです。
対して Persons は同じ意味を表しますが、いわゆる "Old English" と呼ばれる単語で現代ではあまり使われることはありません。
Persons を生活の中で目にする機会は公的文書などのフォーマルなライティングの場がメインで、普段の日常会話で使われることはありません。
さらに深堀をすれば Persons はもともと Person が根幹にある単語なので、People よりも個々の人に目を向けている表現となります。
なので「The four persons had their own individualities.」のような、個々に焦点を当てるような文章で使われることはあります。
People と Persons の意味の違い
- People ... 「大勢の人」を意味する単語で、Person の複数形という認識でOK
- Persons ... People と同じ意味だが、現代ではあまり使われない英語表現
People と Peoples の意味の違い
続いては『People を複数形にした場合の意味の変化』についてを見ていきましょう。
People を可算名詞として扱う場合には、いわゆる人々の意味ではなく「民族・種族」の意味が色濃く出た表現になります。
例えば「Brazilians are a nice people.」を日本語訳すると「ブラジル人はいい民族だ」という意味になります。
もちろん民族や種族を意味しない文脈では使うことはできませんので、注意しましょう。
People を可算名詞で使う場合
- Brazilians are nice people:ブラジル人はいい人達だ
- Brazilians are a nice people :ブラジル人はいい民族だ
- John and Jane are nice people:ジョンとジェーンはいい人達だ
- John and Jane are a nice people:ジョンとジェーンは民族でないため
所有格の形で使う場合の違い
最後に『所有格で使っていく場合の意味の違い』を見ていきましょう。
所有格で使う場合の意味の違い
- Person's demand:ある1人の人の要求
- Persons' demand:人々の要求(古い言い方)
- People's demand:人々の要求
- Peoples' demand:複数のグループの要求
まとめ
今回の記事では『People, Person を単数形・複数形とした場合の意味の違い』をメインに共有していきました。
基本単語ですが以外とややこしいこれらのワード。
ライティングやスピーキングで間違えず使えるよう、しっかり復習しておきましょう!