「英検2級のリーディングパートのメール問題が苦手...」
今回はそんな方のために "メール問題で全問正解するために知っておくべきこと" を解説していきたいと思います!
記事の内容
- メール問題の構成
- メール問題で最初に確認すべき情報
- メール問題を解く際の流れ
- 設問を解く際の注意点
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
この記事を読めば、英検2級のメール問題を正答するために必要な情報がすべて分かります。
英語でのビジネスメールにあまり馴染みのない受験生にとっては、見るだけで苦手意識が生まれてしまうこの問題。
メールの型式は定型化しているからこそ、実はしっかり見るべきポイントを押さえれば短時間で攻略可能になっています。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
メール問題の構成
まずは『メール問題の構成』について確認しておきましょう。
画像のように「メールの差出人や受取人、件名や締めの文」などは決まった形が使われます。
本番前にしっかりこの形に見慣れておきましょう!
メール問題で最初に確認すべき情報
次に『メール問題を解く際に最初に確認すべき情報』について見ておきましょう。
メール問題では、いきなり本文を読み始めるのはNGです。
必ず以下の3項目をまず確認しておきましょう!
最初に確認すべき項目
- 誰からのメールなのか?(差出人)
- 誰宛てのメールなのか?(受取人)
- メールの主題(件名)
メール問題を解く際の流れ
続いては『メール問題を解く際の流れ』について知っておきましょう。
英検2級のメール問題は、ほぼ必ず設問と段落が一致しているという特徴があります。
言い換えれば設問①の答えはメールの本文の段落①に、設問②の答えは本文の②にあるということです。
これを考慮した上で最も効率の良い解き方が『設問 → 本文 → 選択肢』の順に目を向けて問題を解くというものです。
まずは設問①を読み内容を把握、本文の段落①を読み答えを見つけ、設問①の選択肢から答えを選ぶ。
この繰り返しで問題を解いていきましょう。
問題を解く際は以下の2つのポイントに気をつけましょう。
問題を解く際の注意点
- 各段落を読む際は「すべての内容を理解しようとするのではなく、設問の答えを探しに行く」という姿勢で読む
- 選択肢を先に読んでしまうと余計な先入観が入るため、必ず本文を読んだ後にチェックする
設問を解く際の注意点
最後は『メール問題を解く際の注意点』について共有していきます。
以下の4つのポイントを意識しながら問題を解くことで、最速で正答にたどり着くことができるようになります。
設問を解く際の注意点
- 常に設問を解くときは「差出人と受取人のどちらの行動の質問なのか?」を意識する
- 依頼する時の表現をヒントに解く
- 正解の選択肢は必ず本文の言い換えになっている
- 不正解の選択肢は「本文にまったく書かれていないこと」or「本文に書かれているが引っ掛けとして使われている」の2択
常に設問を解くときは「差出人と受取人のどちらの行動の質問なのか?」を意識する
まず1つ目の意識すべきポイントは『常に設問を解くときは「差出人と受取人のどちらの行動の質問なのか?」を意識する』です。
メール問題の設問は必ず「差出人について」「受取人について」「その他本文の内容について」についてが問われます。
差出人と受取人はそのまま名前で質問されることもあれば、staff や役職など曖昧な形で問われることもあります。
しっかりどちらの行動に対しての質問かを把握しておくことで、選択肢に迷うことなく正答にたどり着くことができるようになります。
例
From: Karen Taylor
To: Tracy Mitchell
----------------------------------------------
Ms. Mitchell said that she
- did not know which class to sign up for.
- had never studied Spanish before.
- wanted more information about teaching methods.
- was at high school with one of the instructors.
上の例ではメールを書いているのは Karen Taylor ですが、設問は受取人の Mitchell の発言を聞いています。
本文中に Karen が Mitchell の発言を引用している文章があると推測できますので、そこを重点的にチェックする...という感じです。
依頼する時の表現をヒントに解く
続いて2つ目の意識すべきポイントが『依頼する時の表現をヒントに解く』です。
このメール問題でよくある問のパターンが『What does A ask B to do?』のような形です。
やはりメールは "何か頼み事やお願いがある時" に出すものなので、このような依頼についての設問が多くなるんですね。
このパターンが来たらラッキーです。
本文中で以下のような依頼の英文の形の文章を探せば、答えを見つけることができます。
- I want you to do
- I would like you to do
- I need you to do
- I ask you to do
- Could you ~?
- Please ~
例
What is one thing that Melissa asks library staff to do?
- Let her know if they are friends with any writers.
- Help her to move items to make space for an event.
- Write a story about a group of young children.
- Create notices that tell people about an activity.
【本文で正解のヒントになる文章】
I need your help to make it fun. I also need someone to make posters to advertise ...
上の例のように依頼表現を段落から探せば、この系統の問題はすぐに解けます。
ただ厄介なのが依頼内容がいくつもある時です。
この場合は、選択肢と本文を照らし合わせながら「どの依頼が選択肢で書かれているか?」を確認して正答を選びましょう。
正解の選択肢は必ず本文の言い換えになっている
3つ目の意識すべきポイントは『正解の選択肢は必ず本文の言い換えになっている』です。
正答の選択肢が本文のまま書かれていることは絶対にありません。
必ず言い換えられて選択肢の中に潜んでいます。
例
What is one thing that participants in the costume contest need to do?
- Make their costumes themselves.
- Sign up before coming up the show.
- Pay an entry fee at the reception desk.
- Explain why they chose their costumes.
【本文で正解のヒントになる文章】
Please note that your costume must have been made by you.
上の例だと本文で受け身の形だったものが、選択肢①で能動系に書き換えられています。
この "正答は書き換えされている" ということを知っているだけで、だいぶ正解が選びやすくなると思います!
不正解の選択肢は「本文にまったく書かれていないこと」or「本文に書かれているが引っ掛けとして使われている」の2択
最後の意識すべきポイントは『不正解の選択肢は「本文にまったく書かれていないこと」or「本文に書かれているが引っ掛けとして使われている」の2択』だということです。
下の例を使って解説していきます。
例
What is one thing that participants in the costume contest need to do?
- Make their costumes themselves.
- Sign up before coming up the show.
- Pay an entry fee at the reception desk.
- Explain why they chose their costumes.
上の例だと②番は引っ掛けの選択肢として存在し、本文では『please sign up at the reception desk by noon』という少し内容の違う文章で登場します。
③番④番に関しては本文に一切登場せず、そもそも悩む必要がない選択肢として存在します。
③番④番のような選択肢に対し「本文のどこかにあるかも...」と無駄な時間を費やさないようにしましょう。
また②番のような選択肢に対しては、違和感を覚えたら「本文とどこが違うのか?」を考えるようにしましょう。
まとめ
この記事では『英検2級のメール問題の効率的な解き方』についてご紹介していきました。
このように解く手順をルーティン化するメリットは、解答時間を大きく短縮することができることです。
リーディングで時間が足りない人はぜひ、今回の方法を実践してみてください!
メール問題の対策
- メール問題の構成を確認しておく
- メール問題を解く際に最初に目を通す場所 ⇒ 差出人, 受取人, 件名
- メール問題を解くときの流れ ⇒「 設問 → 本文 → 選択肢 」の順に解く
- 設問を解く際の注意点
└「差出人と受取人のどちらの行動の質問なのか?」を常に意識
└ 依頼する時の表現をヒントに解く
└ 正解の選択肢は必ず本文の言い換え
└ 不正解の選択肢は「本文にまったく書かれていないこと」or「本文に書かれているが引っ掛けとして使われている」の2択