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英文法

紛らわしい時制の使い分け【過去形 vs. 過去完了形 】【過去進行形 vs. 過去完了進行形】

4つの紛らわしい過去系統の時制

「過去形系統の時制の使い分けが全然わからない!」

今回はそんな方のために "過去形・過去進行形・過去完了形・過去完了進行形の違い" をどこよりも分かりやすく解説していきます!

記事の内容

  • 過去形過去完了形の基本の考え方

  • 過去形過去完了形の違い

  • 過去進行形過去完了進行形の基本の考え方

  • 過去進行形過去完了進行形の違い

記事の信頼性

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

この記事を読めば、紛らわしい過去系統の4つの時制の正しい使い分けの感覚を身に付けることができます。

さまざまな解説サイトや動画があふれていますが、どこよりも分かりやすく簡単に説明していきます。

文法が苦手な人も、ぜひ最後まで読んでみてください。

それではさっそく見ていきましょう!

過去形の基本の考え方

過去形の基本

まずは最も簡単な『過去形の基本の考え方』を見ていきましょう。

定義としては "過去のある時点での動作を点でとらえて表す表現" です。

なので「過去のどの時点の出来事なのか?」を表すため、Yesterday や ~ years ago などの副詞を一緒に使うことが必然的に多くなります。

過去完了形の基本の考え方

過去完了形の基本

次は『過去完了形の基本の考え方』について見ていきましょう。

過去完了形は "過去のある時点を基準に、それより前の出来事を言う場合" に使われます。

この表現を使う場合には必ず "when などの基準となる過去のある時" を表す語句が必要です。

もしこれらの基準となる語句が書かれていなくも、必ずこのポイントが意識されて使われているはずです。

もう1つ過去完了形を使いこなすために大事なポイントが "過去完了形では完了形の用法(継続・結果・完了・経験)は気にする必要はない" ということです。

「基準点より前に起こったことなら過去完了!」という考え方のほうが上手く使いこなせるようになります。

過去形の例外

過去形の例外

過去完了形を紹介したところで、1つ過去形の例外についても触れておきます。

それが『連続した行動について話す時は、過去完了形を使う必要はない』ということです。

例えば画像にあるような「朝起きた ⇒ ご飯食べた ⇒ 学校行った」は、順々に起こった出来事を話しているだけなのですべて過去形を使います。

これがもし「朝起きた ⇒ その時には母親がすでに起きていた」と言う時は、過去完了形を使います。

過去形と過去完了形のさらに詳しい使い分け

ここでは『過去形と過去完了形の使い方の違い』をさらに詳しく見ていきましょう。

例えば画像のように「When I got to the station」という基準となる文がある場合の、過去形と過去完了形の違いはどうなるでしょう?

過去形を使う場合は、物事の発生の順序が曖昧なため「電車に乗れたのかどうか?」が上手く伝わりません。

一方で過去完了を使った文章では、基準となる時点より前のことを表すと前後関係がはっきりしているので「電車には間に合わなかった」と分かりますね。

過去進行形の基本の考え方

過去進行形の基本の考え方

続いては『過去進行形の基本の考え方』について見ていきましょう。

定義としては "過去のある時点で継続的に行われていた動作を点としてとらえて表す表現" です。

この表現を使う時は必ず "then や when ~ などのある時を表す単語や文章" が必要です。

仮に書かれていなくとも、必ず使う時はこのポイントが意識されています。

過去完了進行形の基本の考え方

過去完了進行形の基本

次に『過去完了進行形の基本の考え方』について見ていきましょう。

過去完了進行形は "過去のある時点を基準に、それより前から継続的に起こっている出来事を言う場合" に使われます。

なのでこの表現を使う場合は "for two hours" のような継続時間を表す語句がセットで使われることが多いです。

また過去進行形と同じく、この表現を使う時は必ず "then や when ~ などのある時を表す単語や文章" が必要になります。

仮に文章として書かれていなくとも、必ず使う時はこのポイントが意識されています。

過去進行形と過去完了進行形の使い分け

では次に『過去進行形と過去完了進行形の使い方の違い』を詳しく見ていきましょう。

例えば画像のような「家に着いた時、母がテレビを見ていた」という文章を用いて2つを比較してみましょう。

これを過去完了進行形を使って言うと「"家に着いた" という基準点より前からずっと見ていた」と、時間を幅を持った線でとらえていることが分かります。

一方で過去進行形を使うと "母がテレビを時間幅を持って長く見ていた" というのは過去完了進行形と同じだが、過去進行形では "家に着いた時にテレビを見ていた" とその瞬間だけをとらえて描出しています。

この時間を「幅を持った線でとらえるか?単に点としてとらえるか?」がこの2つの大きな違いです!

まとめ

まとめ

今回は『過去形・過去進行形・過去完了形・過去完了進行形』の紛らわしい4つの時制の使い分けをご紹介していきました。

文法書や解説サイトによっては、これよりさらに細かい使い分けが載せられているものもあります。

ですが正直この基本部分だけを理解し使いこなせれば、日常生活で困ることはまったくないです。

ぜひ何度も読み返して自分のものにしてください!

紛らわしい4つの過去時制

  1. 過去形...過去のある行動を点としてとらえる

  2. 過去完了形...過去のあるポイントを基準とし、それより前に起こったことを表現する

  3. 過去進行形...過去のある継続的な行動を、あるポイントで点としてとらえる

  4. 過去完了進行形...過去のあるポイントを基準とし、それより前に起こっている継続的な行動を時間幅を持ってとらえる

 

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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