「リーディングとライティングって、どっちを先に解けばいいんだろう...」
今回はそんな方のために "英検で高得点を狙うための解く順番" についてご紹介していきます。
記事の内容
- オススメの解く順番
- 「なぜその順番か?」の論理的理由
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
この記事で紹介する "英検 筆記試験におけるオススメの解く順番" は、実際に私も英検1級まで利用してきた自信のあるテクニックです。
「なぜその順番で解くのか?」という理由についても、論理的に解説していきます。
「リーディングとライティングが毎回時間内に終わらない...」という人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
それではさっそく見ていきましょう。
【英検 筆記試験】オススメの解く順番
では本題の『英検 筆記試験におけるオススメの解く順番』についてご紹介していきます。
先にお伝えしておきますが、現状もし英検の筆記試験が時間内に解き終われるなら、自分なりのスタイルで解答していって大丈夫です。
今回ご紹介するのは "制限時間内に解き終わるのが厳しそうな人が、最大限高得点を取るための方法" です。
前置きが長くなりましたが、今回私がオススメする解答の順番は...
オススメの解答の順番
- ライティング ⇒ リーディング(大問1→大問2→大問3)
「なぜこの順番だと高得点をより狙えるのか?」についてを、この後より深く解説していきます
なぜ "ライティング" が先なのか?
ではまずは「なぜ "ライティング" を先に解くべきなのか?」について解説していきます。
英検の合格判定の基準には、みなさんもご存じの通り "CSEスコア" というものが使われています。
例えば英検2級を例に取ると、ライティングは1問のみで650点の点数を持っていますが、リーディングでは38問に対し650点の点数が割り当てられます。
つまりライティングを後回しにして進めて、もし時間が足りず最後まで書き切ることができないと650点の点数をまるまる落としてしまう可能性もあるというのが、大きな理由の1つです。
さらに言えば、英検のライティングは採点基準が比較的ゆるく点数が取りやすいセクションなので、この点からも時間に余裕のある最初に解いてしまうのをオススメします。
個人的にこの方法が好きなもう1つの理由は、ライティングを先に終わらせることで精神的に安心感が得られるということです
得点の比較【実例】
では続いては、2つの解答順序を実例を用いて比較して見ましょう。
上の画像は英検2級の筆記試験(制限時間85分)において、ライティング・リーディングの解答順序の比較を行ったものです。
どちらも「ラスト15分で時間が足りなかった」という設定で比べています。
「ライティング ⇒ リーディング」の手順で解いたものは、長文問題の最後の5問が解き切れなかったパターンです。
一方で「リーディング ⇒ リーディング」の手順で解いたものは、時間が足りずライティングに5分の時間しか費やせていません。
以下に示すのが、今回の比較の考察です。
考察
- (ライティング ⇒ リーディング):リーディングの落とした5問以外が満点だとすると、リーディング 33/38(CSEスコア:565点)で十分合格可能な範囲内。
- (リーディング ⇒ リーディング):ライティングに費やした5分だけでは、イントロとボディを少し書くのが限界。
英検公式サイトにも「Questionの答えになっていない場合は、0点となる」とあるように、得点がもらえない可能性すらある。
これでは、リーディング・リスニングが満点でも合格できない。
結論としては、やはり安全面を見てライティングを先に解くべきだと分かりますね
なぜ "リーディング(1→2→3)" の順番なのか?
続いては「なぜ "リーディング(1→2→3)" の順番なのか?」について解説していきます。
英検の公式HPによると "同じ技能の問題であれば、どの問題を正解してもスコアへの影響は同じ" ということが明言されています。
つまり言い換えれば、語彙問題を1問正解しても、長文問題を1問正解しても同じ得点だということです。
それならば、より短時間で解ける語彙問題を長文よりも優先的に解くほうが、より高得点が出やすいということですね。
長文問題が解き切れなくても、語彙問題がしっかり取れていれば十分合格可能ということですね
まとめ
この記事では『英検の筆記試験におけるベストな解答の順番』をご紹介していきました。
私自身も様々な方法で英検の試験に挑みましたが、ライティングを先に終わらせて精神的に安心できるほうが、リーディングの得点も伸びやすいという結論に達しました。
みなさんも実際に練習で通しで試してみて、どの解答順序が自分にベストなのか確かめてみてください。