英語を学んでいる人なら誰しも、街中にあふれている英語で書かれた看板を読もうとトライした経験があると思います。
そんな看板等に単語・文法上の間違いを見つけられた時は、自分の英語レベルが上がったと感じれる嬉しい瞬間でもありますよね。
今回は、そんな間違った英語で書かれた標識・看板などを集中して取り上げている面白いサイト "Engrish" をご紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
記事の内容
- そもそも Engrish という単語の意味は?
- Engrishの使い方
- 面白い英語の間違いの紹介
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
そもそも Engrish という単語の意味は?
そもそもみなさんは "Engrish" という単語をご存じでしょうか?
Engrishとは、アジア系言語話者の使用する "誤った英語表現" を揶揄するために作られた俗語のことを指します。
元来 L / R の区別がない日本語のような言語の話者が、当該2音を区別して発音できないことを嘲笑する際に用いられてきました。
具体的に言えば "rice" と "lice" の混同などが Engrish の典型例ですが、不自然な文そのものを指す場合にも使えます。
また日本語話者の間違った英語に対しては、特に限定的に Japlish、Janglish、Japanglish などが用いられることもあります。
こういった街中で見かける誤った英語の看板などを集めてまとめているのが、今回紹介したい "Engrish" というサイトです。
Engrishの使い方
シンプルで説明する必要はないかもしれませんが、続いては『Engrishの使い方』について見ていきましょう。
基本的にこのサイト内で取り上げられている間違った英語は、日本や韓国、中国といったアジア圏で使用されているものです。
各画像には、ユーザーからの評価やコメントが載せられています。
特定のシチュエーション(看板, アニメ...等)での間違って使われている英語を検索したい場合は、上の「Categories」から選択可能です。(※上記の画像参照)
一度に表示できる画像の枚数には限りがあるので、表示形式をランダムにし楽しむことをオススメします。
面白い Engrish をいくつか紹介
最後にいくつか Engrish で見つけた『面白い間違った英語表現』をご紹介していきます。
今回選んだものはどれも、日本にある看板に書かれた間違った英語なので、どこにミスが隠されているのか考えながら読んでみてください。
(1)お断り
誤っているポイント
英語自体に間違いはありませんが「Thank you for understanding」 だけ英語で書かれても、日本語が読めない人にとっては何に感謝されているのかが分かりません。
しっかり「No trespassing」などの英語を用いて「立ち入り禁止」をアピールする必要がありますね。
(2)注意安全
誤っているポイント
「Beware of ~」は日本語で「~に気を付ける」という意味を持ちます。
ですので「Beware of safety」だと「安全に気を付ける」という、狙った意味とは異なるものになってしまっていますね。
(3)お願い
誤っているポイント
「この先は」の訳を「The future is...」としてしまっている点が誤りです。
「ahead」や「beyond this point」などを用いて訳してあげるとよさそうですね。
(4)犬の鳴き声
誤っているポイント
表現自体は正しいのですが、読み手である人間に「Please refrain from barking(吠えるな)」と言っているのが誤りです。
「Please note that dogs barking may disturb neighbors」などのように表現するといいですね。
まとめ
この記事では『誤って使用されている英語に焦点を当てたサイト "Engrish"』についてご紹介していきました。
私も英語の勉強を始めてから駅のホームや街中の看板など、身の回りの英語で書かれたものが気になり始め、疑問に思っては調べるようになりました。
よくよく観察してみると、文法上のミスはもちろん、冠詞など様々な英語の誤りが至るところに存在するんだと気づかされます。
皆さんもぜひ自分の英語力向上のためにも、身の回りの英語で書かれたものを確認してみてください!