オンライン英会話を始めてすぐに習う表現の1つに「I'm done」があります。
「Are you done? (終わった?)」→「Yes, I'm done. (はい、終わりました。)」
なんとなく教わった通りに使っていたけど、文法を少し勉強したことがある人なら「なんで受け身形を使うんだろう?」と疑問に思ったことがあると思います。
今回はそんな "I'm done" についての文法的解説などをメインにおこなっていきます。
それではさっそく見ていきましょう!
記事の内容
- 「I'm done」の正体
- 同じ形で使われる「I'm finished」「He is gone」
記事の信頼性
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「I'm done」の正体
それではさっそく「I'm done」の正体について一緒に見ていきましょう。
受け身形に勘違いしてしまいそうになるフレーズですが、実はここでの done は動詞の過去分詞としてではなく、形容詞として使われています。
done を形容詞として使用する場合は「済んで, 終了して」などの "完了した状態" の意味を持ちます。( → 意味を weblio で確認)
つまり I'm done というフレーズは、I'm excited などと原理は同じで「完了している状態だ」という日本語訳として使われるということですね。
この done を形容詞として使う用法は、みなさんもよく知っているお肉の焼き加減 "well-done" でも使われている非常に一般的なものです。
何を終えたのかを説明する時は、done の後に「with + 名詞」または「動詞の進行形」を続けます。
実際の用法を以下の例文で確認していきましょう。
例文
① I'm done with making excuses for not pursuing my dreams.
夢を追いかけないために言い訳するのはもう終わりにする。
② I'm done with toxic relationships that drain my energy.
私のエネルギーを吸い取ってしまうような有害な人間関係とはもうおさらばだ。
③ I'm done overthinking. I'm trusting my instincts and going with the flow.
考えすぎるのはもう終わり。これからは自分の直感を信じて流れに任せる。
④ What's done is done.
済んだことは済んだこと。
⑤ I'm done with her.
彼女とはもう終わったんだ。
ちなみに「I have done ~.」でも若干のニュアンスの違いはあっても、ほとんど同じ意味で使われます
同じ形で使われる「I'm finished」「He is gone」
「I'm done」の意味と使い方が分かったところで次は、同じ形で使われれる「I'm finished」と「He is gone」について見ていきましょう。
どちらの表現も done の時と同じく、finished, gone は動詞の過去分詞としてではなく、形容詞として使われています。
finished は「完成した, 終えた」という done とほとんど同じ意味で、gone は「過ぎ去った」という意味で用いることができます。
finished は done と同じく、後ろに「with + 前置詞」または「動詞の進行形」を従えて何を終えたかを表すことができるので、以下の例文で確認しておきましょう。
例文
① I'm finished with my work for the day. It's time to relax.
今日のぶんの仕事は終わり。リラックスしよっと。
② I'm finished dwelling on past mistakes. It's time to switch gears and move forward.
過去のミスについてくよくよ考えるのは終わり。切り替えて前に進もう。
③ He is gone on vacation to the mountains.
彼は休暇で山に行っている。
④ He is gone from the company. His expertise will be missed.
彼は会社を去った。彼の知識が惜しまれる。
このような受け身形と紛らわしい "形容詞として使われる動詞の変化形" は、まだまだ幅広く存在します
まとめ
この記事では、オンライン英会話で最初に習う "I'm done" という表現について詳しく解説していきました。
映画やドラマでも頻繁にでてくるこれらの表現、英会話で返答する時に使うだけではなく、ぜひ普段の会話の中でも自然に使えるように練習しておきましょう。
I'm done with the lesson about "I'm done."
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以下の記事では『よくあるミスの1つ "of" と "s" の使い分け』について解説しています。
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