「アツ英語から販売されている単語帳 Distinction ってどうなんだろ...」
今回はそんな方のために "実際に使用してみた私の本音レビュー" を共有していきます!
記事の内容
- 現在販売中のDistinctionシリーズについて
- 使用して感じたDistinctionシリーズのレビュー
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
この記事を読めば「どのDistinctionシリーズが自分が使うべきものなのか?」を判断できるようになります。
お値段が少し高いぶん購入を慎重に検討している人が多いと思いますので、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう!
アツ英語から出版される7冊のDistinction
まずは「Distinctionシリーズにはどのような種類があるのか?」を見ていきましょう。
現在販売されているDistinctionシリーズは、全部で以下の7冊です。
それぞれのの本の種類ごとに、狙うターゲット層やコンセプトがが大きく異なります。
誤って期待していたのと違うのを購入しないように、それぞれの違いを見ておきましょう!
Distinctionシリーズ
- Distinction Ⅰ~Ⅴ
- Distinction 2000
- Distinction Structures
DistinctionⅠ~Ⅴ
最初は『DistinctionⅠ~Ⅴ』について見ていきましょう。
引用元 : Atsueigo
コンセプト | 日本では出合わない、ネイティブがよく使う表現を厳選収録 |
収録単語数 | 400語 / 1冊 |
その他特徴 |
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Distinction 2000
続いては『Distinction 2000』についてです。
引用元 : Atsueigo
コンセプト | 英語学習の基盤となる単語を収録した英単語帳 |
収録単語数 | 2,000語 |
その他特徴 |
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Distinction Structures
最後に『Distinction Structures』を見ていきましょう。
引用元 : Atsueigo
コンセプト | 日本では出合わない、ネイティブがよく使う構文を厳選収録 |
収録単語数 | 130構文 |
その他特徴 |
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使用して感じたDistinctionシリーズのレビュー
ここからは『実際に使用し感じたレビュー』について共有していきます。
私が使用したAtsueigoの単語帳は DistinctionⅠ~Ⅳと Distinction Structures です。
Distinction 2000については本屋で読んでみましたが、知っている単語が多かったため目的に合わず購入は見送りました。
ですので今回は実際に使い込んだ DistinctionⅠ~Ⅳ と Distinction Structures のレビューのみとさせていただきます!
DistinctionⅠ~Ⅳ
引用元 : Atsueigo
まずは『DistinctionⅠ~Ⅳ』の良かった点について見ていきましょう。
良かった点
- 1度学んだ語彙がその後の語彙の例文の中に何度も登場する
- 日常でそのまま使えそうな豊富な例文
- 映画やドラマで出てくる表現が網羅的に学習できる
- 1冊の中に含まれる分量が多すぎなく、挫折することなく続けられる
良かった点 1つ目
まずは1つ目の良かった点『1度学んだ語彙がその後の語彙の例文の中に何度も登場する』についてです。
英単語の暗記効率を高めるために最も重要なのが "短期間にどれだけ覚えたい単語に出会ったか" だと言われています。
「1か月のうち1回, 1時間だけ同じ電車に一緒にいた人」と「1か月毎日2分だけでも同じ電車にいた人」なら必ず後者の方が記憶に強く残るはずです。
この原理は、英単語を覚える時も同じです。
今までの単語帳では、周回することで何度も同じ単語に出会い記憶に焼き付けていく作業が必要でした。
ですがDistinctionでは、覚えたい単語や表現が何度も例文中にでてくる構成になっているので、自然と効率的な暗記方法が実践できるようになっています!
国内で単語帳を実際に使って英語学んだアツさんらしい読者への配慮ですね
良かった点 2つ目
続いての良かった点の2つ目『出てくる例文が日常で使えそうな自然なものが多い』についてです。
今までの多くの単語帳は「これいつ使うの?」というような、つまらない例文ばかりが載せられている印象がありました。
ですがこのDistinctionでは、日常でそのまま使ってもおかしくないレベルの例文が多く載せられているので、覚えたセリフをそのまま英会話で使っていけます。
良かった点 3つ目
3つ目に良かったと思える点が『映画やドラマで出てくる表現が網羅的に覚えられる』ことです。
この "網羅的に覚えられる" というのは、これまでの単語帳にも当てはまるメリットでした。
実際の会話から表現を覚えていくよりも、単語帳を使って単語を学んでいった方が学習効率がいいんですよね。
しかし映画やドラマに出てくるような会話表現については、これまで網羅的に覚えられる単語帳がほとんどないのが現状でした。
しかしこのDistinctionは、そんな悩みを解決してくれます!
実際にドラマを見ていると「これDistinctionで学んだやつだ」と気付けることが多くあります。
良かった点 4つ目
4つ目の良いと思える点が『1冊の中に含まれる語彙数が、400 words と多すぎない』ことです。
このDistinctionⅠ~Ⅳに含まれる英語表現は、ほとんどの英語学習者がこれまで出会ってこなかった単語達です。
それを1冊の中に多く詰め込みすぎると、必ず挫折や諦めの原因になってしまいます。
それを1冊 400語というちょうど良いボリューム感で作られていることで、英語に慣れてない人でも最後までやり抜くことができる仕上がりになっています。
次に『使ってみていまいち・気を付けるべきだと感じた点』をお話ししていきます。
いまいちな点
- 聞き慣れない表現だからこそ、学習法に注意する必要がある
- 価格が他の単語帳に比べて高い
いまいち / 気を付けるべき点 1つ目
まず1つ目の気を付けるべき点が『聞き慣れない表現が多いからこそ、学習法に注意する必要がある』です。
通常の単語帳で学んだ語彙は、試験の問題を解いていれば高頻度で出会いうものばかりです。
なので試験対策をしているだけで、自然とそれらの語彙が記憶に定着していきます。
しかしDistinctionに出てくる表現は日常会話で使われるものがメインなため、試験勉強だけをしていてはなかなか出会う機会がありません。
なのでその対策としてDistinctionに出てくる英語表現を記憶に定着させるためには、勉強の主軸をスピーキングに向けるべきだと思います。
オンライン英会話や独り言などの練習で、自分から表現を使っていく作業が必須になります!
いまいち / 気を付けるべき点 2つ目
2つ目にいまいちだと感じた点が『価格が他の単語帳に比べて高い』ということです。
一般的な単語帳だと、含まれる 2,000 ~ 3,000個の語彙に対しておおよそ1,500円程度だと思います。
しかしこのDistinctionについては、400語に対して3,500円とかなり強気な値段設定です。
もちろんクオリティも高く、他に代わりの選択肢がないという点では当然なのかもしれませんが…
Atueigo公式ページからの購入のみなので中身の確認もできないので、1冊ずつ慎重に…
Distinction Structures
引用元 : Atsueigo
次に『Distinction Structures』の良かった点を見ていきましょう。
良かった点
- 1度学んだ構文がその後の構文の例文の中に登場する
- 日常でそのまま使えそうな豊富な例文
- 文法書では紹介されていないが会話で聞く構文が紹介されている
良かった点 1つ目
まず1つ目の良い点が『1度学んだ構文がその後の構文の例文中に登場してくれる』ということです。
Distinction Ⅰ~Ⅴのメリットと同じですね。
DistinctionⅠ~Ⅴで登場した語彙表現も登場するので、愛用者にとっては記憶のブラッシュアップになりさらに良いと思います!
すべてのシリーズがつながっていて、勉強していて面白い
良かった点 2つ目
2つ目に良かった点が『出てくる例文が日常で使えそうな自然なものが多い』ということです。
DistinctionⅠ~Ⅴと同じメリットなので、詳しくは省略させていただきます。
良かった点 3つ目
3つ目に良かった点が『文法書では紹介されていないが会話で聞く構文が紹介されている』ということです。
なんとなく「意味が理解できるから」と深く調べてこなかった形の英文達が詳しく載せられています!
海外渡航経験のない私には、Distinction Ⅰ~Ⅳの語彙はほとんど新しいものでした。
しかしこの Distinction Structuresに登場する構文は、聞いたことはあるがしっかり調べてこなかったものが多い印象です。
また、Distinction Ⅰ~Ⅳよりも実践で使えるものが多く学んだものを会話に落とし込みやすいと感じました!
個人的にはDistinction StructuresのほうがⅠ~Ⅳよりも有用だと思います
次に『使ってみていまいちと感じた点』が以下の3つです。
いまいちな点
- 価格が他の単語帳に比べて高い
- 表紙に付く指紋跡がとにかく目立つ
- 似たような表現がひとまとめにされていない
いまいち / 気を付けるべき点 1つ目
1つ目にいまいちだと感じた点が『価格が他の単語帳に比べて高い』ということです。
Distinction Ⅰ~Ⅳでもそうでしたが、こちらはさらにそう思います。
なぜなら含まれる130構文に対して3,500円と値段が変わらないからです。
クオリティが高い単語帳ですが、ファングッズ的側面もあるのかと思います
いまいち / 気を付けるべき点 2つ目
2つ目のいまいちな点が『表紙に付く指紋跡がとにかく目立つ』ということです。
私は参考書を使用する際は、使いやすさを重視し表紙のカバーを外して使っています。
このDistinction Structuresについてはその使い方だと、とにかく表紙への指紋が目立つ材質になっています…
外で使用するのが恥ずかしいくらいに手の油などの後が残ってしまうのがとても残念でした。
細かい点ですが、Ⅰ~Ⅳのように白を基調としてほしかったです…
いまいち / 気を付けるべき点 3つ目
3つ目にいまいちだと感じた点が『似たような構文がひとまとめにされていない』ことです。
例えば『It's like...』と『It's kind of like...』『It's almost like...』などです。
それぞれに対して例文が4つ載せられている分、かなり場所が取られています。
個人的には少しそれらに対する例文を削って、構文の数を増やしてほしかった…
まとめ
今回の記事では「DistinctionⅠ~Ⅳ」と「Distinction Structures」を実際に使用して感じたことを共有させていただきました。
こちらが本日のまとめです。
Distinction 総評
- 学習効率が高まるように読者目線に立ったすばらしい構成
- これまで気になっていたものを網羅的に学習できる
- 例文や解説がそのまま会話に使えそうなものが多く面白い
- 会話中で実際に使ったりと記憶への定着には工夫が必要
購入の際の注意点
- 個人的にはDistinciton Structuresの方が多くの読者におすすめ
- Distinction Ⅰ~Ⅳについては、Ⅰを購入し実際に英会話で使っていける自信があるなら追加購入をおすすめ