「英検とかの英作文で熟語って使っても大丈夫かな...」
今回はそんな方に向けて "英作文で熟語表現を使うのは避けるべきか?" についてご紹介していきます!
記事の内容
- 英作文で熟語を使ってもOK?
- その理由
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
学生の頃から先生方に「英作文で熟語表現は使うな」と言われてきた人は多いのではないでしょうか?
確かに日常会話などカジュアルな場面で使われる印象がので、熟語表現を使わないほうが良さそうなイメージはありますよね。
今回はそんな意外に迷ってしまう英作文での熟語表現の使用についての真相をお伝えしていきます。
それではさっそく見ていきましょう!
英作文で熟語を使ってもOK?
ではさっそく「英作文で熟語を使用しても良いのか?」について見ていきましょう。
英語の熟語表現と言っても実は様々な形のものがあります。
なので今回は、みなさんが最も迷うであろう「動詞 + 前置詞」「動詞 + 副詞」をターゲットにお話ししていきます。
いわゆる句動詞(Phrasal Verbs)と呼ばれるものです。
例えば "take in" "make up" "get off" などがその例ですね。
結論からお伝えしてしまえば "英作文ではなるべく熟語表現は使わないほうが良い" です。
なぜ英作文では熟語は避けるべき?
では「なぜ英作文では熟語の使用は控えるべき」なのでしょうか?
その理由は英作文(アカデミックライティング)の特性にあります。
英作文のそもそもの目的は "情報を正しく誤解なく伝える" ことです。
句動詞には複数の意味を持つものが多く、読み手への誤解や混乱を招く可能性が高くなってしまうため使わないほうが良いということですね。
その証拠の裏付けとして、以下の表は "ある媒体とその媒体における熟語表現の使用頻度" を表したものです。
会話やフィクションノベルと比べて、ライティングでの熟語の使用頻度は半分以下だということが読み取れますね。
使用される媒体 | 熟語の使用頻度 |
フィクションノベル | 1,900回 / 100万語 |
会話 | 1,800回 / 100万語 |
新聞 | 1,400回 / 100万語 |
アカデミックライティング | 800回 / 100万語 |
熟語から一般動詞への書き換えにチャレンジ
最後に練習として『熟語から一般動詞への書き換え』にチャレンジしてみましょう。
ご覧のように以下の文章には4つの句動詞が使われています。
これを一般動詞に修正して、読み手に分かりやすい文章に変換してみましょう。
例
As the number of COVID-19 cases had been going up worldwide, the Tokyo Olympics was put off until 2021. However, since many countries are still struggling to get rid of the virus, some say that the Olympics may have to be called off.
As the number of COVID-19 cases had been increasing worldwide, the Tokyo Olympics was postponed until 2021. However, since many countries are still struggling to eliminate the virus, some say that the Olympics may have to be cancelled.
やはり一般動詞を用いたほうが、全体的にフォーマル感が増して読みやすいですね
まとめ
この記事では『英作文で熟語表現を使っても良いのか?』という疑問について答えていきました。
もちろん他に英語表現が思いつかない場合は、熟語を用いても致し方ありません。
ですが何かしら代わりに使える英単語が思いつくなら、そちらを使った方が良いですね。
英作文に熟語はOK?
- 誤解を生まぬよう、英作文ではなるべく熟語は使わない方がいい