「英作文で名詞を列挙する時って、カンマや冠詞ってどう使うのかな...」
今回はそんな方のために "and や or を使った名詞列挙の際のカンマや冠詞のルール" をご紹介していきます!
記事の内容
- and, or を使って名詞列挙【カンマの使い方】
- and, or を使って名詞列挙【冠詞の使い方】
- ルールを学ぶのにおすすめの参考書
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
今回ご紹介する『and, or を使う際の列挙のルール』の情報については、私が所有している参考書やこれまでの英語学習の経験をまとめたものです。
あまり綺麗にまとまっているサイトが少ないからこそ、混乱している人には役立つ情報だと思います。
ライティングのクオリティをもう一段階上に持って行くためにも、ぜひ最後までお読みください。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
and, or を使って名詞列挙【カンマの使い方】
まずは『列挙の際のカンマの使い方』から見ていきましょう。
例えばここでは、andを使って「AとBとCとD」と言いたい時について考えてみます。
みなさんがこの場合のカンマの使い方で悩むのが、以下の2つのパターンだと思います。
どちらが正しい使い方なのでしょうか?
列挙【カンマの使い方】
- A, B, C and D
- A, B, C, and D
結論を言ってしまえば、これは両方とも正しい使い方です。
違いがあるとすれば [ ①がイギリス英語・②がアメリカ英語 ] でよく使われる形だということです。
また、②番の形は列挙する A, B, C, D の項目が長くなってくる場合に、文章の区切りをはっきりさせ読みやすくする目的で使用することもあります。
一番大事な考え方は、誤解の与えない読みやすい文章を書こうとすることです!
and, or を使って名詞列挙【冠詞の使い方】
続いては『列挙の際の冠詞の使い方』についてご紹介していきます。
みなさんが悩む、列挙の際に考えられる冠詞の付け方のパターンは以下の3つだと思います。
結論を先に言ってしまえば、すべて正解です。
ですが与える印象や使う場面が違いますので、今回はそこを掘り下げて解説していきます!
列挙【冠詞の使い方】
- すべての名詞に冠詞をつける [ an A, a B, a C, and a D ]
- 最初の名詞にだけ冠詞をつける [ an A, B, C, and D ]
- 冠詞をつけない [ A, B, C, and D ]
すべての名詞に冠詞をつける
まずは『すべての名詞に冠詞をつけるパターン』から見ていきましょう。
このパターンの使用が好まれるのは「列挙される名詞が、異なるものを表す場合」と「"~であり~でもある" という意味を強く出す場合]」の2つです。
文字だけでは分かりづらいと思うので、実際の例文をいくつか見てみましょう。
例文
- They are a solder and a writer:兵士とライターで別の個体
- A black and a white cats are eating something grotesque:白猫と黒猫で別の個体
- She is a mother and a lawyer:母でもあり、法律家でもある
これは使用が好まれる場合の2例であり、他のパターンで使われることもあります
最初の名詞にだけ冠詞をつける
続いては『最初の名詞にだけ冠詞をつけるパターン』についてです。
このパターンの使用が好まれるのは「列挙される名詞が、同一のものを表す場合」です。
以下の文章が、このパターンの例文です。
例文
- He had a career as a lawyer and journalist:法律家、ジャーナリストは同一個体を指す
- A black and white cat is eating something sweet:白黒の猫という1つの個体
これも使用が好まれるほんの1例です
冠詞をつけない
3つ目に『冠詞をつけないパターン』についてです。
例えば「私は楽器が好き。例えばギター、ウクレレ、バンジョー、シタール」と言いたい時は、どうすれば良いでしょうか?
もちろん上の2つのパターンを使って書くのも、決して間違いではありません。
その場合は、冠詞をつけることで各要素を強調したような表現となります。
一方で無冠詞で名詞を列挙する場合は、全体に一体感が生まれてきます。
また、冠詞をつけたり複数形にしたりしないことで、音的にも軽く聞こえる効果があります。
例文
- I love musical instruments, such as a guitar, a ukulele, a banjo, and a sitar.
- I love musical instruments, such as a guitar, ukulele, banjo, and sitar.
- I love musical instruments, such as guitar, ukulele, banjo, and sitar.
ルールを学ぶのにおすすめの参考書
最後に『冠詞や記号のルールを学ぶのにおすすめの参考書』を2冊ご紹介します。
どちらも私が使用して良いと思ったものだけを選定しています。
オススメの参考書
- 英語冠詞大講座
- 英語論文のミス100
英語冠詞大講座
まず1冊目におすすめしたいのが『英語冠詞大講座』です。
こちらの参考書を一言で表すなら "冠詞の完全版ルールブック" ですね。
これまで悩んでいた細かい冠詞の疑問やルールが、丁寧にまとめられています。
巻末には問題集もついているので、ただ理解して終わりではなく知識の定着までサポートしてくれます。
英語論文のミス100
2つ目におすすめなのが『英語論文のミス100』です。
こちらの本は英語論文校正会社が、今までの経験からよくあるライティングのミスを総まとめしたものです。
英語論文関係なく、役立つ情報ばかりが揃えられています。
100冊近くの英語の参考書を購入してきましたが、間違いなくこの本が1番役立ちました!
新しい発見がいくつもあり、読んでいて楽しい1冊です。
まとめ
今回の記事では『複数の名詞を列挙する際のカンマや冠詞のルール』についてご紹介していきました。
比較的自由度が高いことが分かったと思いますが、与える印象は若干違ってきます。
自分の文体に合ったものをチョイスして使っていきましょう!