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英文法

紛らわしい時制の使い分け【現在完了形 vs. 現在完了進行形 】

紛らわしい時制の使い分け:現在完了、現在完了進行形

「現在完了とその進行形の時制の使い分けが全然わからない!」

今回はそんな方のために "現在完了形と現在完了進行形の使い方と意味違い" をどこよりも簡単に解説していきます!

記事の内容

  • 現在完了形現在完了進行形の違いを理解するために

  • おまけ:現在完了進行形の特徴的な使い方

記事の信頼性

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

この記事を読めば、紛らわしい現在完了形とその進行形の正しい使い分けの感覚を身に付けることができます。

さまざまな解説サイトや動画があふれていますが、どこよりも分かりやすく簡単に説明していきます。

文法が苦手な人も、ぜひ最後まで読んでみてください。

それではさっそく見ていきましょう!

現在完了形と現在完了進行形の違いを理解するために

現在完了形と現在完了進行形の違いを理解するために

ではさっそく『現在完了形と現在完了形の違い』について解説していきます。

これらの違いを明確に理解するためには、両者を3つの異なる動詞タイプに分けて比較するのがもっとも良いです。

その動詞の比較3項目がこちらです。

3つの比較項目

  • 短いアクションを表す動詞(read, eat, run...)

  • 長く続く状態を表す動詞(live, 習慣, 仕事...)

  • 状態を表す動詞(know, like, own...)

短いアクションを表す動詞

まずは read のような『短いアクションを表す動詞』について比較して見てみましょう。

画像のように「ハリーポッターを読む」という文章を例にとって、現在完了形と現在完了進行形の2者を比べてみましょう。

この文章で現在完了形を使った場合は、状況・文脈により「もうすでに読み終わった(完了)」と「過去に読んだことがある(経験)」の2つの意味にとることが出来ます。

他にも文章によっては(継続)の意味を表す場合もありますが、現在完了形を使う場合にどれも共通しているポイントは "過去から始まって現在で一区切りついている" ということです。

対して現在完了進行形を使う場合は、「読んでいる(まだまだ読む)」というニュアンスが出てきます。

比較するための例文

  • I have waited for half an hour:30分待ちました(継続)
  • I have been waiting for half an hour:30分も待っている(まだ待つ)

  • It has rained since last night:昨晩から雨が降った(継続)
  • It has been raining since last night:昨晩から雨が降り続いている(まだ降る)

長く続く状態を表す動詞

続いては live のような『長く続く状態を表す動詞』について比較して見てみましょう。

画像のように「ここに5年住んでいる」という文章を例にとって、現在完了形と現在完了進行形の2者を比べてみましょう。

現在完了形を使った場合は、状況・文脈により「今日まで5年住んでいる(継続)」と「過去に5年住んでいた(経験)」の2つの意味にとることが出来ます。

前者の意味の場合は「今日まで5年住んできた」という事実を伝えています。

「これからも住んでいくか?」については現在完了形では不明瞭ですが、いきなり引っ越すということは考えられないので「もう住むのは終わり!」という感じはないですよね。

後者の意味の場合は、例えば昔住んでいた家に訪れた時に「ここに昔5年住んだことがある」という過去の経験を伝える時に使います。

対して現在完了進行形を使う場合は、「今日まで5年住んできた(まだ住む)」というニュアンスが伝わってきます。

まとめると『長く続く状態を表す動詞』を現在完了形と現在完了進行形で使った場合は、経験用法を除いてはあまり意味の違いはないということです。

比較するための例文

  • She has taught English for 8 years:彼女は8年間英語を教えている
  • She has been teaching English for 8 years:彼女は8年間英語を教えている

  • He has worked here since January:彼はここで1月から働いている
  • He has been working here since January:彼はここで1月から働いている

状態を表す動詞

状態動詞

最後に『状態を表す動詞』についてです。

これに当てはまる動詞は know, own などがあります。

これらの動詞のように普段から進行形で使わないものは、現在完了進行形としても使われないです。

現在完了進行形のような「これからも続いていく...」というニュアンスが出したい時も、現在完了形を使っていきます。

例文

  • I have known him for 10 years:私は彼と10年来の友達だ

おまけ:現在完了進行形の特徴的な使い方

おまけ:現在完了進行形の特徴的な使い方

最後におまけとして『今回紹介していない現在完了進行形の特徴的な使い方』をご紹介します。

この使い方のほうが頻繁に耳にするし、日常的にも使っていけると思います。

  • 「最近ハマっていること・最近していること」を表せる

例文

  • I have been watching anime recently:私は最近アニメを見るのにハマっている

  • She has been listening to K-pop:彼女は最近Kポップを聞くのにハマっている

  • He has been eating less rice:彼は最近ご飯を食べる量を減らしている

まとめ

まとめ

この記事では『現在完了形と現在完了進行形』の使い分けについてご紹介していきました。

現在完了形の継続用法と現在完了進行形は特に混同しやすい部分ですが、今回の情報で頭を整理しておきましょう!

このブログではその他『紛らわしい時制の違い』を様々にご紹介しているので、ぜひ他の記事も併せて確認してみてください。

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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