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英文法

英語論文を書く際の数字と単位の書き方のルール【完全版】

2023年4月7日

単位・数字のルール

「英語論文を書く時の数字・単位ってどうやって書けばいいのかな...」

今回はそんな方のために "ライティングで使える英文を書く際の数字・単語のルール" をご紹介していきます!

記事の内容

  • 数字のルール

  • 単位のルール

記事の信頼性

自己紹介

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

今回ご紹介する情報はすべて、私自身が英語学習をする過程で得た知識や参考書のデータを活用しまとめたものなります。

自分の書く英語論文をワンランクアップさせるために、ぜひ辞書代わりにこの記事をお使いください。

それではさっそく見ていきましょう!

英語論文における数字のルール

英語論文における数字のルール

まずは『英語論文における数字のルール』から見ていきましょう。

最初に1つ伝えておきたいのが "もし書く論文などの種類によって表記のルールが明言されている場合" は、そちらに従うのがベターです。

そうでない場合については、以下の4つのルールを参考にしていただくのをおすすめします。

数字のルール

  • 9以下の数字は、単位を伴わない限りスペルアウトする

  • 文頭、タイトル、見出しの数字はスペルアウトする

  • 文中で数字を列挙する場合は、桁数に関わらずアラビア数字で表記する

  • 名詞の後に数字や文字が続く時は、冠詞は不要

9以下の数字は、単位を伴わない限りスペルアウトする

まず1つ目のルールが『9以下の数字は、単位を伴わない限りスペルアウトする』ということです。

逆に言えば『10以上の数字はアラビア数字で表記する』ということですね。

例えば...

  • 単位なし (9以下):six subjects

  • 単位あり (9以下):6 cm

  • 単位ありなし (10以上):10 documents, 12 cm

ただし「9以下の数字でも、慣用表現でなければアラビア数字で表記」するのが望ましいとされる場合もあります。

例えば...

  • 非慣用句表現:2 subjects

  • 慣用句表現:on the one hand

文頭、タイトル、見出しの数字はスペルアウトする

2つ目のルールが『文頭、タイトル、見出しの数字はスペルアウトする』です。

例えば...

14 patients were referred to...

Fourteen patients were referred to...

○ We referred 14 patients to...

例外として「数字が化学名の一部である場合は、数字はスペルアウトせず化学名の綴りの最初の文字を大文字表記」とすることです。

例えば...

Three-methylglutaryl coenzyme A is...

3-Methylglutaryl coenzyme A is...

文中で数字を列挙する場合は、桁数に関わらずアラビア数字で表記する

3つ目のルールが『文中で数字を列挙する場合は、桁数に関わらずアラビア数字で表記する』です。

これは列挙される数字に統一性をもたせるためのルールですね。

例えば...

The mean ages of the subjects in groups A, B, C and D were 4, 12, 20 and 40...

名詞の後に数字や文字が続く時は、冠詞は不要

4つ目のルールが『名詞の後に数字や文字が続く時は、冠詞は不要』ということです。

なぜなら冠詞がなくても数字や文字が続けば、それはすでに特定された名詞と言えるからです。

このような名詞の例は他にも、「World War Ⅱ」「Figure 1a」「Day 14」「Group C」などが考えられますね。

その他の例としては...

✖ Serine residues at the positions 212 and 214 were...

○ Serine residues at positions 212 and 214 were...

英語論文における単位のルール

英語論文における単位のルール

続いて『英語論文における単位のルール』について見ていきましょう。

単位に関するルールは主に、以下の4つに注意しておけば大丈夫です。

単位のルール

  • 数字と単位の間にはスペースが必要

  • 不合理な単位を使わない

  • 文頭の数字に続く場合 + 単独で使う場合にのみスペルアウトする

  • 単数形として扱う

数字と単位の間にはスペースが必要

まず最初のルールが『数字と単位の間にはスペースが必要』です。

例外として「℃」のスペースのありなしは、ライティングの種類に依存します。

また「%」「°」「’」は単位記号ではないので、スペースを空ける必要はありません。

✖ First, 10mL of the sample was...

○ First, 10 mL of the sample was...

不合理な単位を使わない

次に注意していただきたいのが『不合理な単位を使わない』ということです。

例えば...

The area was 9 × 6 mm².

The area was 54 mm².

The dimensions were 9 × 6 mm.

文頭の数字に続く場合 + 単独で使う場合にのみスペルアウトする

3つ目のルールとして、単位をスペルアウトする必要があるのは「文頭の数字に続く場合 + 単独で使う場合」のみです。

例えば...

Nine newton-meters was...

○ The velocity was measured in meters per second.

単数形として扱う

最後に注意すべき単位のルールが『単数形として扱う』ということです。

これはある単位が複数のものを表していたとしても変わりません。

例えば...

○ In this experiment, 2 mg of the extract was...

Ryo

2mg はスペルアウトすると two milligramsと複数形となりますが、これも単数形として扱うのが正しいです!

まとめ

まとめ

今回の記事では、ミスの置きやすい「ライティングでの単位と数字の取り扱い」について解説していきました。

細かくルールが分かれていてとても覚えられるものではないので、その都度ルールを確認することをおすすめします。

このブログではその他、英語に関する有益な情報を発信しています。

ライティングに関しては、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください!

 

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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