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英検準1級

【まとめ】英検準1級のライティングで満点も狙えるテンプレート

2023年9月23日

英検準1級 ライティング

「英検準1級の英作文の書き方が分からない...」

今回はそんな方のために "英検準1級のライティングで満点も狙える簡単な書き方" を、総まとめとして共有していきます!

記事の内容

  • 英検準1級ライティングの基本情報

  • 採点基準

  • 最強の英作文テンプレート

記事の信頼性

自己紹介

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

この記事を読めば、英検準1級のライティングにおいて "知っておいてほしいこと" をすべて総復習できるようにしています。

採点基準や満点も狙える型の紹介、よくある疑問や細かいルールなどにもすべて答えていきます。

リーディングが苦手で英作文に時間を割きたくない人は、ぜひ最後まで読んで本番に活かしてみてください。

それではさっそく見ていきましょう!

英検準1級ライティングの基本情報

英検準1級ライティングの基本情報A

まずは『英検準1級ライティングの基本情報』をおさらいしておきましょう。

英検準1級の英作文のトピックは必ずまず1文、お題として『Yes/No で答えられる』または『Agree/Disagree で答えられる』の英文が出題されます。

英作文の構成は下線の部分を見ると分かるように、英検2級と比べると若干の制限があります。

まずは「POINTS」のアイディアを必ず2つ使わなければいけないという点です。

そして構成は「序論、本論、結論」の形にのっとり書かなければいけません。

"自由にアイディアを出せない" + "2級までする必要がなかった段落分けする必要がある" まずはこの2つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

語数は 120 ~ 150 words で書かなければいけませんが、多少オーバーしても満点は狙えます。

ですが数が120を下回ると内容面で減点される可能性が高いので気をつけましょう。

Ryo

英作文にかける時間はおおよそ25分前後が理想的です

英検準1級ライティングの採点基準

英検準1級ライティングの採点基準

続いては『英検準1級ライティングの採点基準』について確認しておきましょう。

英検準1級のライティングは、以下の4つの採点基準から点数が付けられます。

採点基準

  • 内容... 意見の根拠がしっかりしているか? 具体例はあるのか?

  • 構成... 読みやすい流れになっているのか? つなぎ言葉の使用は適切か?

  • 語彙... お題に適切な語彙を使えているか? 同じ語彙を繰り返しすぎてないか?

  • 文法... 正しく文法が使えているか? 同じ構文を使いすぎてないか?

各項目の持ち点が4点、計16点満点の採点になっています。

採点はAIによって行われるので、しっかり読み取りやすい字で書くようにしましょう!

使うべき語彙・文法のレベルについてですが、無理して高度なものを使う必要はありません。

スペルミスをする危険性があるのなら、自分が書き慣れているものを選んだほうがベターです。

ですが多彩な語彙や文法を使うことが高得点を狙えるポイントの1つなので、そこは頭に置いておきましょう。

以下に過去問から分析した "英検準1級のライティングで使用すべき語彙や文法のレベル感" を載せておきますので、参考にしてみてください!

語彙のレベル感

過去問からの分析では、難しいものでも以下のようなレベルの単語が使われている程度

英検準1級の単語帳で出てくるようなレベルの単語たちですね

ここまで難しい単語を使うのは厳しいと思いますが、英作文中に1つでも入っているとレベル感があがるので良いですね

  • Burglaries:強盗
  • Implemented:実施した
  • Subsideze:補助金を出す
  • Counterfeit:偽造の
  • Fragility:脆弱性

英検2級の文法のレベル感

英検準1級では2級で推奨されている文法事項にプラスして、もう少し難しめの文法を使う必要があります

まずは英検2級のライティングで使うべき以下の文法事項を使えるようにしておきましょう

① 関係代名詞

fruits and vegetables that are grown without chemicals are healthier

companies won't have to use air conditioners as much, which will reduce the amount of energy used


② 過去分詞の後置修飾

chemicals used in farming can harm the drinking water supply


③ make O C

they can make their workers happy


④ 比較級

These clothes are more comfortable than dress clothes


⑤ 仮定法

if there were fewer cars, city streets would be safer


⑥ It is 形容詞 for 人 to do ~

it has become easier for people to afford such products

準1級の文法のレベル感

英検準1級では上記にプラスして、以下の文法事項も使えるようにしておきましょう


① 分詞構文

下記の『, making ~』『, meaning ~』はとても使いやすいのでおすすめです

Scientific advances are also reducing costs, making (and this makes) colonization more practical.

The population of Japan is shrinking, meaning (and this means) that we might not have enough workers in the future.



② 名詞構文

名詞構文は文章をコンパクトにしてくれる役割があります

以下の書き換えを見ると分かるように『接続詞 S V』の部分を名詞構文に置き換えています

動詞の部分を名詞に置き換えるのがコツです

The existence of big companies also leads to better conditions for workers.

Because big companies exist, workers will also be able to have better conditions.

英検準1級ライティングで使える最強のテンプレート

英検準1級ライティングで使える最強のテンプレート

続いては『英検準1級で使える英作文テンプレート』をご紹介していきます。

『序論、本論、結論』の3パートに分けて解説していきます。

序論

まずは序論をより詳しく見ていきましょう!

序論は「S + V」の形を2セット使うのが語数的に基本となります。

まず第1文目でTOPICに対して「賛成か反対か?」を、お題を参考にして書いていきます。

そして第2文目をPOINTSの理由を2つ使って簡潔にまとめていきます。

第2文目の書き方は以下のように『This is essential in order to ~』のような型を使って決め打ちで大丈夫です。

以下が実際の例題に対する序論の書き方の参考例です。

TOPIC

Agree or disagree: The Japanese government should do more to protect the environment

POINTS

  • Economic costs
  • Endangered species
  • Natural resources
  • Pollution

                   

序論

The Japanese government must do more to protect the environment.

This is essential in order to preserve the nation's endangered species and to reduce pollution.

第1文目の主張について「お題の文章をそのまま引用してもいいか?」という疑問についても回答しておきます。

書き換えてミスをしそうなら、お題をそのまま使ってしまったほうが高得点が狙えます。

実際に過去問でもそうしたケースがいくつかありました。

ただ自分の語彙力をアピールし満点やよりハイスコアを狙うなら、お題は書き換えて使用するほうが良いですね。

本論

続いて本論についてです。

ここでは、POINTSで選んだ2つの理由を使って自分の意見をサポートしていきます。

1つの理由につき「3文, 50words」くらいを目安にするといいですね。

多くの人が「I have two reasons.」などを用いると思いますが、こちらは省略しても大丈夫です。

実際に過去問の解答でも用いないケースが多数あります。

少ない語数の中で解答しなければいけないので、語数に不安がある人以外は省略してしまったほうが良いですね。

理由出しの1文目

まずは理由出しの1文目を見ていきましょう。

こちらは [ First, ] [ Second, ] を使えば大丈夫です。

[ Today, ~ ] などの形で現状を説明するパターンもありますが、より難度が高い書き方なので無理して使う必要はありません。

理由出しの後の2, 3文目

次に理由出しの後の2, 3文目の書き方をご紹介していきます。

おそらくここで迷う人がほとんどだと思います。

ここでの話の広げ方は以下のようなパターンに従うと簡単に書くことが出来ます。

理由出し後の2, 3文目

  • If

    「現状を説明 → もし~なら…になってしまう」のパターン

    Although the government provides unemployment insurance, it only lasts for a limited time. If people are unable to rejoin the workforce quickly, their insurance will run out...


  • This

    以下の文で This は videos and photos of events を指す

    「具体的なこと → This を使って抽象化」してつなげるパターン

    The demand for up-to-date news has led to more people submitting videos and photos of events as they happen, such as natural disasters. This information is...


  • However

    「現状を説明 → 問題点や解決策をHoweverで説明」するパターン

    Currently, many older workers are retiring, and replacing them is becoming difficult due to declining birthrates. Bringing in foreign workers, however, would make it easy for Japanese firms to maintain their work forces.


  • Moreover/Furthermore

    「具体的な話 → 関連する追加情報」を提示するパターン

    The rise of technology also threatens public safety. People can use social media, for example, to bully or stalk others online. Moreover, advances in technology have made it easier for people's personal information to be stolen.


  • For example/instance

    「抽象的な話 → for example で具体的な話」をするパターン

    Visiting historic sites is one of the best ways to understand how people lived long ago. Castles, old homes, and temples, for example, give us...

その他の話の広げ方については、以下の英検2級ライティングの書き方の記事で紹介しています。

英検準1級の人にも参考になる解説をしていますので、ぜひ読んでみてください!

結論

最後に締めの文章についてです。

こちらは [ For these reasons, / In conclusion, / Therefore, ] などの表現を使い文章を始めると良いですね。

結論の最初の1文目は、序論とまったく同じものを使用してしまっても悪くはありません。

ですが個人的にはここで書き換えを行うことで、語彙や文法力をアピールするほうがより高得点につながりやすいと思います。

書き換えにより文法ミスが多数出そうなら、そのまま使用したほうがベターですが...

『書き換えのテクニック』はこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください!

書き換えの例

序論

I agree that the government should do more to promote reusable products, particularly in relation to garbage and costs...

                    

結論

In conclusion, I feel that promoting reusable products should be a priority for the government because the environmental and cost benefits are too important to ignore.

まとめ

まとめ

今回の記事では『英検準1級の英作文で使える情報を徹底解説』していきました。

こちらを参考にして本番まで練習を続ければ、高得点は間違いないでしょう。

テンプレートを使用しても理由や具体例の部分が全然思いつかない人は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください!

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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