この記事では、放射線技師なら知ってて当然の英語表現を箇条書き形式で紹介していきます。
今回はパート2としてパート1に引き続き、基礎的な知識を学んでいきましょう。
患者さんとの英会話中や、英語論文を読む際の知識として身に付けておいて損はありません!
記事の内容
- 被ばくの種類
- 放射線量の表し方の違い
- アイソトープ系
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
被ばくの種類
まずは被ばくの種類についての英語表現を学んでいきましょう。
ここで必要になる前提知識は exposure = 被ばく ということです。
「exposure to X-rays:X線被ばく」や「I'm exposed to a lot of radiation:多量放射線への被ばく」などの使い方をします。
ぜひ覚えておいてください!
- 放射線被ばく:Radiation exposure
- 個人被ばく:Personal exposure
- 大衆被ばく:Public exposure
- 医療被ばく:Medical exposure
- 職業被ばく:Occupational exposure
- 内部被ばく:Internal exposure
- 外部被ばく:External exposure
- 急性被ばく:Acute exposure
- 慢性被ばく:Chronic exposure
- 全身被ばく:Whole-body exposure
- 部分被ばく:Partial-body exposure, Local exposure
放射線量の表し方の違い
次は受ける放射線量の表し方の違いの英語表現を確認していきましょう。
ここでは前提知識として dose = 線量 ということを覚えておきましょう。
ちなみに以下の表現に rate を最後に付ければ、吸収線量率などの言い方も表せます。
- 吸収線量:Absorbed dose
- 等価線量:Equivalent dose
- 実効線量:Effective dose
アイソトープ系
最後にアイソトープ領域でよく使われる英語表現を見ていきましょう。
ちなみに isotope は日本語で同位体を意味します。
- 放射性同位体:Radioisotope
- 放射性物質:Radioactive material
- 放射性核種:Radionuclide, Radioactive nuclide
- 放射性壊変:Radioactive decay
- 半減期:Half-life
- 放射能:Activity, Radioactivity
- 放射能濃度:Activity concentration
まとめ
この記事では『全放射線技師が知っておいてほしい英語の専門用語』を基礎編として共有していきました。
可算名詞・不可算名詞として使われるかどうかは、 "YouGlish" などを使って自分で調べるのをおすすめします。
例えば半減期を表す Half-life は不可算で使われると思われがちですが、two half-lives や a half-life のように可算名詞として使われます。
必ず使う前に一度調べて検証してみましょう。
余談ではありますが、このたび放射線技師向けに、CT検査にて英語での患者対応を上手くこなすための書籍を販売開始させていただきました。
巻末には、放射線技師なら知っておきたい用語集も多数収録していますので、ぜひ一度以下のリンクからチェックしてみてください。