「英検のライティングで減点になるのってどういう時だろう...」
今回はそんな方のために "英検のライティングで減点や0点になってしまうケース" についてご紹介していきます。
記事の内容
- 減点対象となる5つのパターン
- 高得点を狙うために意識すること
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
すでにご存じかもしれませんが、英検のライティングは減点方式が取られていると言われています。
つまり英検側が考えるルールに則って書かれていない部分の数だけ、得点が下がっていくということです。
今回ご紹介する内容はすべて、英検の公式から明言されているそういった "守るべきルール" についてをご紹介していきます。
英検3級から英検1級を受けるすべての受験生が対象となる内容ですので、ぜひ最後まで読んでいってください。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
減点対象となる5つのパターン
ではさっそく『英検ライティングで減点対象となるパターン』を見ていきましょう。
まずは今回ご紹介する5つのパターンを、箇条書きでまとめて載せておきます。
その後1つ1つのケースについて、その詳細を解説していきます。
減点対象となるケース
- 判読できる文字で書かれていない
- TOPIC・Questionに答えられていない
- 意見と矛盾する理由や説明がある
- 英語ではない単語を使った場合の処理が不適切
- 個人の経験のみで答えている
判読できる文字で書かれていない
まず1つ目のパターンが『判読できる文字で書かれていない』です。
英検のライティングは、公式サイトにもあるようにAIによって機械的に採点されています。
そのため機械が誤認識しないように、文字はハッキリ濃く丁寧に書くことが基本です。
機械が読み取れないような文字は、スペルミスなどと判定され減点の対象となってしまいます。
特に数字の1と小文字の l(エル)、数字の2と Z(ゼット)など、形が似ているものに注意しましょう。
消しゴムで消す際も、消しくず・消し残しがないようにしましょう
TOPIC・Questionに答えられていない
続いて2つ目のパターンが『TOPIC・Questionに答えられていない』です。
例えば TOPIC が「会社でのカジュアルな服装の是非」なのに、解答が「ジーンズの利点」についてのみ述べているようなものがこれに当てはまります。
この場合は、減点ではなく0点となることも珍しくないので「自分の解答がお題とズレていないか?」は、十分に注意しておきましょう。
意外と書いているうちに解答がズレてしまうことってあるんですよね...
意見と矛盾する理由や説明がある
続いて3つ目のパターンが『意見と矛盾する理由や説明がある』です。
例えば TOPIC に対して "Yes" と解答した場合は、基本的には "Yes" である理由や説明をしていくのがベストです。
Although 等で譲歩的に真逆の意見を出すのは良いですが、肯定派なのに "No" だけで1つの意見を書くのは理由としてカウントされず、減点対象となってしまいます。
筋の通った英作文を書くためには、最初にアイディア出しをしてから書き始めるのが重要ですね
英語ではない単語を使った場合の処理が不適切
続いて4つ目のパターンが『英語ではない単語を使った場合の処理が不適切』です。
例えば salaryman(サラリーマン)のような日本語の単語を、前後になんの説明もなく用いるのは減点の対象になります。
逆に、例えば kyudo(弓道)のような日本語をそのまま使った場合でも、その後に説明(a traditional type of archery in Japan)を付け加えていれば、日本語が分からない人にも理解できる内容になっているので減点の対象にはなりません。
どうしても英語以外の単語を使う必要がある場合は、その言語を理解できない人にも分かるように説明を加えましょう
個人の経験のみで答えている
最後の5つ目のパターンが『個人の経験のみで答えている』です。
例えば「生徒が部活動に参加すべきか?」というお題に対し、「私は忙しいなぜなら...」などと個人の経験や立場のみで理由付けをするのはアウトです。
個人の経験を用いて答えたい場合は、理由としてではなく「理由を補足する具体例」として付け加えるようにしましょう。
例えば "Students are busy with..." と理由を述べてから、補足として "For example, I have to study..." などと個人の具体例を付け足すようにしましょう。
元赤ペン先生として働いたこともありますが、案外このパターンのミスをする生徒は多かったです
高得点を狙うために意識すること
続いては『英検のライティングで高得点を狙うために意識すべきこと』について共有していきます。
"英検のライティングは減点方式" ということを逆手に取ると、減点されないように "自信のある表現だけを使う" のがベストだと言えます。
スペルや使い方に不安があるような英単語や文法を使うくらいなら、平凡でもミスが起きないものを使用したほうが減点対象とならず高得点につながるということですね。
もちろん「バラエティ豊かな単語・文法事項が使えているか?」という項目もあるので、同じ単語を繰り返し使ってばかりいるのはよくありません。
ですが、バラエティ感を優先して使い慣れていない単語を使い「スペルミス + バラエティ感なし」と判断されるよりは、手堅い単語をスペルミスなしで使い「バラエティ感なし」とだけで採点されるほうがまだいいですね。
語数については、指定された範囲を下回ると内容面で薄いと判断され減点される可能性が高いので注意です
まとめ
この記事では『英検のライティングで減点対象となるパターン』をご紹介していきました。
人によっては当たり前のように感じる内容かもしれませんが、意外と意識しないとズレた英作文を書いてしまっているケースが多く見られます。
英作文をする際は、これら5つのポイントをしっかり守ったものが書けるようにしておきましょう。