「英検1級スピーチの1分間の準備時間って短すぎ...」
今回はそんな方のために、私が思う "最適な1分間の準備時間の使い方" をご紹介していきます。
上手いスピーチができるかどうかは「この1分という短い準備時間に、何を考えるのか?」にかかっていると言っても過言ではありません。
英検1級の面接に一発で合格した私の対策法、ぜひ最後まで読んでいってください。
それではさっそく見ていきましょう!
記事の内容
- 1分間の準備時間の使い方
- スピーチの内容の組み立てに自信がない人へ
記事の信頼性
子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。
1分間の準備時間の使い方
それではさっそく『1分間の準備時間の使い方』について見ていきます。
まず重要なのが、スピーチの準備時間である1分間を2つのパートに区切って考えることです。
1つ目のパートが "トピックの選択"、2つ目のパートが "スピーチの組み立て" です。
それぞれのパートの時間配分についてですが、私がベストだと思うのは "最初の20秒でトピック選択、残りの40秒でスピーチの組み立て" という構成です。
1分間の時間配分について分かったところで、次はそれぞれのパートでのコツについて見ていきましょう。
トピックの選択
まずは、最初の20秒を使った『トピックの選択』です。
トピックの選択においてまず念頭に置きたいのが、その後のディスカッションも見据えたお題を選ぶということです。
トピックに対して自分の意見が [Yes/No] ハッキリしていても、背景知識などが欠けていれば必ずその後のディスカッションでつまずいてしまいます。
そうならないためにもあらかじめ、自分の得意だと言える分野を「environment, education...」などとリストアップしておきましょう。
そしてそのリストアップした自分の得意分野に、優先順位をつけておきましょう。
私は「環境, 教育, 科学, 犯罪, 医療」のように優先順位をつけ "環境のトピックが本番出たら、他のお題は読まずに捨てる" というような方策をとっていました。
こちらのトピック選びのコツを意識して、続いて20秒の時間の使い方について見ていきます。
20秒の時間の使い方
- 最初は内容をじっくり読まず、それぞれのトピックのキーワードとなる部分だけをチェック
(例えば Democracy・School・Environment など、どの分野に属するトピックか分かるワード) - それぞれのトピックがどの分野に属するか分かったら、消去法を使い1番話せそうなものを選ぶ
- 選んだトピックをじっくり読み込み、正しく内容を理解する
スピーチの組み立て
続いては、残りの40秒を使った『スピーチの組み立て』についてです。
ここでのスピーチ組み立ての際の1番のタブーが、内容をガチガチに固めて考えてしまうことです。
面接本番という極度の緊張状態の中では、内容を固定して準備すればするほど、それに固執してしまい良いスピーチにはなりません。
ゆるーくぼんやりスピーチを組み立てるのが、ここで意識しておくべきコツです。
40秒の時間の使い方と実際の例についてを以下に載せておきますので、参考にしてみてください。
40秒の時間の使い方
- 選んだトピックに対し(賛成・反対)など自分の立場を決める
- 自分の意見をサポートする理由を2つ思い浮かべる
(理由が思いつかない時は「金・時間・健康」などの、汎用性の高いものと関連づけて考える) - それぞれの理由を説明する文章を、要点のみで考える
例
【選んだTOPIC】
Can renewable energy sources completely replace fossil fuels in the near future?
- 無理
- 自然環境に依存する, 化石燃料はすでに広く根付いている
- 災害が起きた時, 代替エネルギーを考慮して家を建てていない人
スピーチの内容の組み立てに自信がない人へ
1分間の準備時間の使い方は理解したものの、スピーチの内容自体を組み立てる自信がない人は多いと思います。
最後にそんな方に向けて『スピーチ内容を組み立てるコツ』について、ご紹介していきます。
実際に私も面接の際に利用したそのコツが "あらかじめ意見の欠片 (オピニオンピース) を作っておく" というものです。
例えば、医療の分野で「安楽死」という単語に対して「安楽死とは何か」「何が原因で安楽死を選択する人がいるのか」「安楽死の欠点と利点」などを英語で説明しておけるよう、あらかじめ意見の欠片を考えておきます。
これを例えば「終末期の患者の治療の是非」というお題に対して、面接本番のその場で結び付けて使っていくのがこの方法の概要です。
あらかじめ複数の分野でオピニオンピースを持っておくことで、幅広いトピックの理由付けを本番の緊張状態でも無理なくおこなえるのがこの方法のメリットですね。
詳しくは以下の記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
この記事では『英検1級スピーチにおける1分間の準備時間の使い方』をメインに共有していきました。
今回紹介した方法に限らず、自分なりのルーチンをあらかじめ準備しておくことは非常に重要です。
「その場で適当に考えればいい」なんて人は、本番の緊張に飲み込まれて頭が真っ白になり、スピーチがぼろぼろになってしまうことを経験してしまうでしょう。
ぜひ今回の情報を参考に、何度も練習し自分なりのスタイルを確立してみてください!