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英語学習のノウハウ

【英語】長文の音読学習は意味ないってホント!?

長文の音読学習

みんさんはこれまで『英語長文の音読学習』にチャレンジしたことはあるでしょうか?

昔から授業でも行われてるとても有名な学習法の1つですが、その学習効果についても賛否が大きく分かれることで広く知られています。

「音読にはどういったメリットがあるのか?」「なぜ効果があまりないという意見があるのか?」

そういった疑問についてを解決すべく今回は、独学で英検1級合格などの実績を持つ私なりの "音読学習の効果に対する考え方" を共有していきたいと思います。

それではさっそく見ていきましょう!

記事の内容

  • 何を目的として音読学習をするべきか?

  • 音読学習の一番のメリット

  • 正しい音読学習の流れ

記事の信頼性

自己紹介

子育てをしながら社会人から、留学なしで英語・中国語を身に付けてきたプロセスをシェアしています。

何を目的として音読学習をするべきか?

何を目的に音読学習をするべきか?

まずは個人的に一番大事だと思う「何を目的として音読学習をするべきか?」について、私なりの考えを共有していきたいと思います。

ネット上で『英語 音読 効果』のように検索すると、リーディングからスピーキングまですべての4技能に対して効果があるという記載が多く見られます。

この考え方はもちろん間違いではなく、英文を声に出して読むことで英語の音に対する能力が鍛えられ、結果的に「リスニング・スピーキング」の強化に繋がっていきますし、五感を使って英文に触れることで記憶力が高まるなどの影響により、結果的に「リーディング・ライティング」に対しても良い効果が得られるのは事実です。

ですがここで正しく理解していただきたいのは、そういったほとんどの理由で音読学習を始めるのは、かなり遠回りで効率が悪いということです。

例えば単純にリスニング力を高めたいなら、音読よりも "ディクテーション" や "シャドーイング" といったさらに効率の良い学習法が存在しています。

また他の例で言うと、音読学習は発声すること自体にほとんどの意識が持っていかれるため、内容・意味に集中できないという面もあり、それゆえに「読解力を鍛えたいから音読学習をする」というのも個人的にはあまり効率が良くないと思っています。

では音読学習は、どういった目的で行うのが一番メリットを感じられるのでしょうか?

音読学習の一番のメリット

音読学習の一番のメリット

では続いては『音読学習の一番のメリット』についてお話していきます。

私が思う、音読を普段の英語学習に取り入れるべき人は "英語初心者でかつ発音を矯正したいと思う人" です。

英語初心者にとって、人と人との英会話は恐怖心を抱くものですし、それ以前に相手に伝わる発音力を持っていないと双方向のコミュニケーションが成り立つことすらありません。

そういった英語学習を始めたばかりの人にとって、音読練習は誰かと英会話することなく発音矯正のみに集中できる良い機会だと言うことができます。

この発音矯正という音読学習の最大のメリットの裏に「返り読みの癖を取り除く」や「フレーズの記憶への強い定着」など、その他の副産物としてのメリットがあるいう思考を持つべきだと私は考えています。

正しい音読学習の流れ

正しい音読学習の流れ

では最後に、音読学習のメリットを最大限高めるための『正しい音声学習の流れ』についてご紹介していきます。

まずは前提条件として、使用する教材はできれば内容が9割程度調べずとも理解できる難しすぎないものを選びましょう。

これは音読学習を行う最大の理由が、リスニング力を上げることではなく発音を矯正することにあるからですね。

もちろん加えて "スクリプト" と "音声データ" が付属している教材を選ぶのもマストです。

どういった教材を使えばいいか分からない人に私がオススメしたいのは、英単語を長文の中で学ぶがコンセプトの「速読英単語」です。

まずは単語帳として知らない単語を暗記し、その後に音読教材として速読英単語内の長文を使い音読練習するのが良い流れだと個人的には思います。

以下に示した手順が、音読学習をする際の正しいステップです!

音読学習の正しい流れ

  • オリジナルの英文を精読し、内容を理解する(分からない単語や表現は調べておく)

  • 英文の音源を聞き、その文章のリズムやイントネーションなどの音情報を把握する

  • 音源通りに真似て発音する(どこで一呼吸置くか、どこを強く読むかなどを意識)

  • 可能であれば、誰かに音読音声を添削してもらう

まとめ

まとめ

今回は「音読は効果の高い学習法か?」の真偽について、私なりの考えを紹介させていただきました。

「音読学習は効果の高い方法だ!」「音読学習は意味がない」などのネットの意見に踊らされるのではなく、どんな能力を得たいから何を始めるべきなのか?を自分で判断し、正しい英語学習を行えるようにしていきましょう。

以下が本日のまとめです!

音読学習のまとめ

  1. 音読学習はどんな人におすすめ? → 発音矯正をしたいと望む英語初学者

  2. 読解力向上・リスニング力強化などは、発音矯正を目的とした音読学習から得られる副産物のため、それらを主として英語学習をしたいなら、別の方法を採用すべき

この記事ではその他、英語学習のノウハウに関する有益な情報を発信しています。

以下の記事では『英語学習をする際の "紙の本" と "デジタル書籍" の使い分け』について、私なりの見解を共有させていただいてます。

ぜひ併せてチェックしてみてください!

  • この記事を書いた人

Ryo

放射線技師・英語講師として働く30代です。

子持ち社会人でも、留学なしで英語が話せるようになれたプロセスをご紹介していきます。

【経歴】
元Native Campの講師
元赤ペン先生
元IDIYの英文添削講師

【放射線系の保有資格】
第1種放射線取扱主任者

【言語系の保有資格】
実用英語技能検定1級
TOEIC L&R 990点満点
日本医学英語検定試験3級
中国語検定試験4級

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